列車ダイヤについて -- 3ー80 モバイルSuicaを使ってみて思うこと
2022年7月1日
3ー80 モバイルSuicaを使ってみて思うこと
モバイルSuicaやクレジットカードなど、いろいろな種類の乗車券が最近よく話題になります。
まず、スマートフォンのモバイルSuica、ウェアラブル端末を利用したモバイルSuicaと
えきねっとを使ってみた感想から述べます。
一言でいうと、便利にはなっているけれど、設定が面倒だったり、突然動かなくなったりするという印象です。
まず、スマートフォンのモバイルSuicaですが、
アプリをバージョンアップしたところ、利用履歴の表示やチャージが出来なくなりました。
自動販売機などでも、使用できなくなりました。駅の窓口で聞いてもよくわからなかったのですが、
試しに改札機にかざしてみてくださいと言われて、試したところ認識しました。
その後は、自動販売機などでも利用できるようになり、利用履歴の表示やチャージもできるようになりました。
次に、ウェアラブル端末を利用したモバイルSuicaですが、ある日突然、利用履歴の表示やチャージが出来なくなりました。
携帯端末は、Androidです。アプリを立ち上げると、登録してあるSuicaのカードは表示
されるのですが、タップすると、エラーが発生しましたというメッセージが表示されます。
結局、Androidの携帯端末の、ウェアラブル端末のためのアプリをバージョンアップしたところ、
エラーは出なくなりました。
Androidの携帯端末に接続する、ウェアラブル端末は、Suicaグリーン券には対応していません。
スマートフォンのモバイルSuicaでSuicaグリーン券を購入する必要があり、
Suicaグリーン券は、チャージ金額からではなく、登録してあるクレジットカードから、
引き落とされます。Apple Watchは、Suicaグリーン券に対応していますが、
携帯端末のアプリで、グリーン券購入の操作をする必要があり、Androidの携帯端末に接続する、ウェアラブル端末
と大きな違いはありません。ただし、Apple Watchは、乗車後、
荷物だなについたセンサーにApple Watchを近づけることで、乗車の登録ができます。
Androidの携帯端末の場合は、スマートフォンのモバイルSuicaで乗車の登録ができます。
利用している間は、LEDの表示がグリーンになるというのは、良いアイディアで、
東海道新幹線でも採用してくれれば良いと思いますが、混雑が激しいので無理なのかもしれません。
続いて、えきねっとですが、特急券の事前購入ができ、チケットレスサービスの場合、
乗車前に駅で購入するよりさらに100円引きになります。クレジットカードから直接引き落とされ、
乗車後は、グリーン券と同じで荷物だなについたセンサーにスマートフォンを近づけることで、乗車の登録ができます。
ただし、Suicaグリーン券の購入の場合と異なり、登録したクレジットカードであっても、
特急券の購入のたびに、クレジットカードのセキュリティーコードの入力が必要です。
そもそも、クレジットカードのセキュリティーコードがどのような位置づけなのかが、不明瞭です。
カードに記載されているので、PCにパスワードを書いた紙を貼り付けている状況になるのではないかというのと、
4年間あるいは5年間変更の必要は無いのかというのが釈然としません。
クレジットカードに設定された、4桁のパスワードで十分なのではないかと思います。
パスワードとセキュリティーコードの両方を記憶しておくというのは不可能です。
東海道新幹線を利用する時は、EX−ICの予約システムを利用し、
東北新幹線などを利用する時は、えきねっとを利用するというのも不便です。
Google Mapのナビで、公共交通機関のダイヤも表示されます。タップすると予約サイトと
連携して、Google Payで支払いが終われば便利ではないかと思うことがあります。
ここで話が変わりますが、東海道新幹線のN700S型の車両の、主幹制御器、CIのソフトウェアを変えることで、
節電ができ、地上設備の数も減らすことができるそうです。
新幹線は交流なので、走行する車両の数が増えて、電圧の変動が激しくなり、電流の位相が遅れると、効率が下がるそうです。
これを防ぐために、地上側の設備を増強してきたのですが、CIのソフトウェアを変えることで、
同じ効果を得ることができるそうです。
CI(コンバーター・インバーター)は、家庭のエアコンなどの、交流を受けてモーターを動かす装置には
数多く使われています。コンバーターで、交流を一旦直流に変換し、その後、インバーターで、
自在な電圧の自在な周波数の3相交流に変換して、交流の誘導電動機を駆動しています。
電圧などは異なりますが、基本的な仕組みは、家庭のエアコンも電車も同じです。
直流の電車には、コンバーターは必要ありません。また、東京メトロの電車は、交流の誘導電動機(IM)ではなく、
PMSM(永久磁石シンクロナスモーター)やSRM(シンクロナス・リラクタンス・モーター)が
使われています。
16両編成の東海道新幹線の電車が、東京〜新大阪間を走行した場合で、電気代は30万円かからないそうなので、
あまり節電の意欲がわかないかもしれません。しかし、会社全体では鉄道会社は大量の電気を使います。
現在はもっと少ないでしょうが、JR東日本はおよそ年間50億キロワット時の電力量を使用していました。
月間で4億キロワット時です。一般の家では、300キロワット時ですから、相当の大口需要家です。
全国的に節電が呼びかけられている状況ですから、このような大口需要家が節電することには、
社会的な大きな意義があります。
アメリカに輸出しても、ビバリーヒルズの坂を登り切れず、停まっているのは日本車と言われていたのですが、
1970年代の世界的なオイルショックの時に、日本車の評判が上がりました。
原油価格が上がっている現在の困難な状況を逆手にとって、日本の技術に対する評価があがるかもしれません。
さらに話がかわりますが、メタバースが主要なIT技術として大きく進歩するのではないかと思います。
ただし、まだ始まったばかりの技術という気がします。
VRゴーグルは、メガネ型を含むいくつかの新しい物もでていますが、一般にVRゴーグルを装着している
人の横でリアルで見ていると様子が異様です。アバターもダサイです。最初、私本人がダサイから、
アバターもダサイのかと思いましたが、一般的にダサイようです。
将来的には、ドラえもんに登場する、室内旅行機のようなスタイルになるかもしれません。
のび家の家族は、豪華な温泉旅館に宿泊した気分になるのですが、リアルには、のび家の実際の部屋の
ままなので、勢い良く歩くと、テーブルを蹴飛ばしたり、壁にぶつかります。
メタバースで仮に、エベレストの山頂に行った気分になるとすると、何を再現するか考える必要があります。
気圧が下がると命にかかわります。無人重機を操縦するような場合は、硬い土を掘り起こすときには、
操作レバーなどに反応があるほうが、実感がつかみやすいと思います。ただし、災害復旧現場で、
無人重機が2次災害にあってひっくり返ったとしても、安全の観点から、オペレーターはひっくり返る
必要はありません。
1990年代後半位から生まれた人をデジタル・ネイティブと呼び、
デジタル化に抵抗がないと言われます。もちろんデーター入力でミス連発の私より、デジタル・ネイティブ
なのかもしれませんが、与えられた機器をミスなく使うことに注意を払いすぎて、
業務のデジタル化を妨げているように感じます。日常的にiPhoneを使っている人で、
macOSは使えない、Windowsしか使えないという人が居ます。
Linuxも、macOSもUnixだから、何でも使えると言って、処理結果が
メチャクチャになる私より、一般には優れているのでしょうが、
IT機器を連絡と検索のツールに使ってきた人で、業務アプリを使うときも
とにかく操作方法だけ暗記する人がいます。例えば経理なら、3級簿記のレベルでよいので、
複式簿記を理解して、どのような業務を行っているか理解することのほうが重要だと思います。
ミスをしないようにという教育を受けているので、操作を速くミスなくと思うのでしょうが、
外科手術では失敗は許されないかもしれませんが、成功しているIT企業も随分試行錯誤してます。
マイクロ・ソフトも、Windows95で大成功した時に、このままでは会社が衰退するという危機感をもったし、
インテルも、MPUの64ビット化で大失敗して、AMDと拮抗する状態になりました。
大成功した、x86アーキテクチャーのRISCに対する弱点を、一番理解していたのが
インテル自身で、新しいアーキテクチャーに移行しようとしたことがあったのですが、
最終的にx86_64で安定するまで、10年以上かかりました。
コロナウィルス感染症の治療で、小規模の個人病院が、患者を受け入れないことが問題になりました。
SEなら、システムは止まる時は止まるで済むかもしれませんが、(私がそう思っているだけで、
使っている人はそう思っていないかもしれません)病院では、結果に対するリスクを懸念するのは納得できます。
メタバースの世界で、リアルは今の個人病院中心の実態のままで、バーチャルには、
患者は、自分が行きたい総合病院の治療に相当する治療を受けられるようなシステムが実現するかもしれません。
メタバースで日本の純和式の旅館や町中の温泉めぐりを体験した人は、ほとんどが実際に日本に
来てみたくなるでしょう。
上野駅の地上線のホームのように昼間ほとんど使われていない場所があります。
このような駅ナカのスペースを活かして、メタバースのサービスを行うと、
自動翻訳のレベルでの、多言語対応の観光案内ができそうです。
メタバースのなかで、ダイヤの確認や交通機関の予約ができれば、ずいぶん便利になり、
インバウンドの需要が高まると思います。