列車ダイヤについて --  3ー59 青函トンネルで新幹線で貨物輸送をしたら?

                                      2021年12月20日  

    3ー59 青函トンネルで新幹線で貨物輸送をしたら?
    
    
    2022年3月12日のダイヤ改正の概要が発表されました。
    東海道・山陽新幹線については、思っていたより変更点が多いという感じでした。(個人の感想です)
    特に博多発の「のぞみ2号」が6時発になり、東京到着が10時57分になり、11時前に東京に着くようになりました。
  「のぞみ1号」とか「のぞみ64号」とか、早朝・深夜の列車には、昼間の列車より速い列車が多いのですが、
  「のぞみ2号」は例外でした。速く走らせるつもりがないのかと思っていましたが、
  速く走らせるつもりがあるようです。
  「のぞみ2号」は、広島からは、従来広島始発だった、「のぞみ94号」と同じダイヤになっています。
  「のぞみ94号」も注目していた列車で、通常広島始発の「のぞみ」は東京に54分到着なのですが、
  この列車は57分着でした。今回のダイヤでも引き継いでいます。
    それ以外にもいくつか変更点がありますが、まだ細かく見ていません。
  「のぞみ59号」とか、「のぞみ254号」のように最終列車でも、速く走らない列車もあるので、
   なにが違うのかなど、ダイヤ改正に関してどうしても気になる細かな事をいずれ取り上げたいと思います。
    
    ということで、今回は、東海道・山陽新幹線以外の鉄道の話題を3つとりあげます。
  
  1つ目は、青函トンネルで新幹線で貨物輸送をしたら?です。
  東北新幹線の、仙台~東京間の新幹線を使った鮮魚などの輸送は1列車でダンボールおよそ40箱まで運べるそうです。
  そして、大宮に5分停まって、荷物を降ろす列車もあります。
  もし、専用の車両をつくって、貨物のコンテナのような物を積み込めるようにしたら、どうなるだろうということです。
  現在、札幌貨物ターミナルから東京(隅田川貨物駅)まで、20時間位かかりますが、
  新幹線なら5時間位になります。
  JR貨物は、旅客鉄道会社の在来線を使って、第二種鉄道事業を行なって貨物の輸送を行なっています。
  新幹線では行なっていませんが、これを行うと色々なことが変わります。
  現在の貨物用コンテナをそのまま積むのではなく、中国の試作車両のような、大きなドアがあって
  航空機用のコンテナのような物を車内に積み込む形にすれば、青函トンネルの中ですれ違う、旅客列車が
  速度を落とす必要がなくなり、旅客列車が高速化できます。
  将来、東京駅で、東北新幹線と東海道新幹線がつなげれば、
  北海道、東北方面からの貨物を東海道新幹線の大井車両基地の隣の
  東京貨物ターミナルまで運ぶことが出来ます。
  
  新幹線ができてから、60年近く、国鉄がJRになってから30年余り経っています。
  将来の鉄道事業全体の姿をどうするか、地球温暖化対策をどうするかなどの議論をすべき時だと思います。
  新型コロナ感染症の問題に関連して始まった、新幹線での荷物輸送がきっかけとなって、
  将来についての議論が始まれば良いと思います。
    
  
  2つ目に、JR東日本を中心として、ディーゼルカーを燃料電池車で置き換えようという動きがあります。
  自家用車の場合、一般の車が200万円として、燃料電池車が700万円だとすると、
  ほとんど買う人はいません。(個人の感想です)
  しかし、鉄道事業用の資産として考えると、見方が変わってきます。
  山手線の電車は、一両およそ1億円なのに対し、仮に燃料電池車が5億円だとします。(個人の感想です)
  しかし、JR東日本全体で、1万3千両近い車両があるなかで、ディーゼルカーは500両余りです。
  全部新しくしても、2,500億円です。大金ですが、例えば羽田空港アクセス線の工事費は4,000億円近い
  と言われています。2,500億円のうち、ディーゼルカーの取り替え投資でも、
  1,000億円かかるとすれば、新規投資は、1,500億円です。(電気式ディーゼルカーは電車より高いです。)
  1,500億円で、走行中はゼロエミッションになり、必要な水素を水力発電所などで作れば、
  カーボンフリーになります。山手線だけでも電車が500両位ありますから、
  JR東日本全体をカーボンフリーにするのは大変なことです。
  しかし、いままでいかにも地球温暖化に貢献していた(個人の感想です)雰囲気のディーゼルカーが
  カーボンフリーになると、宣伝材料になります。
  企業なら出来る、地球温暖化対策になりそうです。
  
  
  3つ目ですが、もう一度行ってみたい温泉地ランキングで、草津温泉が1位になりました。
  温泉に行くとしたら、ある程度時間をかけて、ゆっくり旅行してみたいという人が多いです。
  けっして速く移動したいわけではなく、列車で付加価値のある移動をしたいという需要が増えています。
  コロナ感染症でリモート会議、テレワークが話題になりましたが、アフターコロナを考えると、
  すべてが、リモートになるということはありません。人気がでてきている、メタバースとリアルの旅行を
  上手く組み合わせる必要があります。
  また、列車内をオフィスにする取り組みも注目です。
  例えばですが、専用のオフィス車両をつくって、席にディスプレーやキーボード等を用意します。
  Pantera Picoという、手のひらサイズで200グラム以下のミニデスクトップPCが
  話題になっています。ミニデスクトップPCだけ持って列車に乗れば、家と同じ環境が再現できるとすれば、
  出張にノートブックPCを持っていく必要がなくなります。
  ミリ波通信を利用して高速Wi−Fi環境を設置できることや、シートベルトをする必要がないので、
  ディスプレーやキーボードを置いても安全上問題ないなど、列車が有利な点があります。
  アフターコロナの鉄道事業は、認可が必要な運賃の部分ではなく、自由に価格設定できる付加価値の
  部分の収益を高めることが重要になります。電車で移動するといえば、どのような環境かを、
  皆が理解していることも強みです。1両の車両を改造しますということで、
  アイディアコンテストをやってみるのも面白い試みです。
  
  追伸)ピンク色の服を着た人が大声で宣伝している会社の携帯を使っています。
  最近、パートナー回線エリアから楽天回線エリアへの切り替えが完了しました。
  その結果、それまでは、棒が1本か2本だったのが、まったく通信できなくなりました。
  自宅では、Wi−Fiを使っているので、困りません。
  何かで緊急連絡ができない場合があるかもしれないと思って、他のMVNOの契約も維持しています。
  アプリを利用すれば、通話も無料なので、2回線で月額携帯料金が、2,000円以下なので、不満はありません。
  何でもタダになると思っているわけではないので、不満はありませんが、
  それでも不満はあります。自宅から50メートル程の所に携帯基地局があります。
  他のMVNOの契約のキャリアは、星5つです。電波が非常に強いと4本棒の他に星が表示されます。(嘘です)
  4G回線でインフラ・シェアリングをやってくれれば、楽天回線エリアも棒が4本になるのではないかというのが不満の原因です。
  自宅から、300メートル程移動すると、楽天回線でも棒が3本か4本になります。
  4G回線も、本当に全国を通話可能エリアにするのは大変だということがわかります。
  デジタル田園都市国家構想で、5G回線を増設するそうですが、本当に全国をカバーするのは大変なことです。
  ドコモの携帯で、表示が5Gになっているのに、実際に通信を始めると、4Gのなることが話題になっています。
  5Gになると、通信速度が速くなることなどが話題になっていますが、
  全国がすべて5Gでカバーされていない場合、5Gで動画視聴を始めたあと、4Gエリアに移動したら、
  どのようになるのかなどが、考慮されていません。
  霞が関のような、東京の中心で、5G通信が可能になったことを示して、自分の宣伝にしようというような
  政治家には、地方で携帯を使っている人に何が起きようと関心がないのでしょうが、
  予算を使うことを自慢している政治家がいても税金が無駄に使われるだけで、生活は良くなりません。
  新しい資本主義では、「市場の活力を活用する」のだそうですが、
  その前に、市場の活力を阻害する行為だけは辞めて欲しいと思います。
  
  1990年代に、アメリカが情報スーパーハイウェイといっている時、日本は、自動車輸出の貿易トラブル
  が再燃するのを恐れていたので、ITの分野ではアメリカと勝負しないことを選択しました。
  さらに、検索サイトで、著作権の問題が起きた時も、日本は法的な判断を遅らせました。
  このような愚策が、失われた30年を引き起こしたのです。
  そして、デジタル田園都市国家構想で、5G回線を増設するという政策は、まったく同じ愚策です。(個人の感想です)
  事業所の中で、ミリ波通信を使った5Gを使って新しいアプリを開発するなどの試みは素晴らしいものです。
  政策的に支援することに異存はありません。しかし、全国的に5Gの回線を整備するために予算を使うことには、
  納得いきません。もっと国会で口を動かして、4G回線でインフラ・シェアリングを可能にするなど、
  利用者が利便性を感じることができる政策を実行するべきです。
  
  今と、1990年代を比べると、異なることもあります。当時より色々なことがデジタル化しています。
  デジタルでは0と1がはっきりします。愚策でも現場力でそれなりの結果になった30年前と違って、
  愚策からは悪い結果が生まれます。
  例えば、牛乳の生産が過剰になって(需要が減少して)、5,000トンが過剰になることが話題になっています。
  5,000トンと言えば、およそ1リットルパック500万本ぶんです。1パック200円とすると、
  10億円です。10億円払って、欲しい人に1本ずつあげますといえば解決しますが、誰も話題にしません。
  現金給付の一部をクーポンに変えて、967億円かけても良いと考えるのになぜ10億円支出することを
  すぐに決めないのでしょうか。デジタルの時代は、愚策からそれなりの結果を得ることは不可能です。
  VRSのシステムのデーターの記録の誤りなどを、期限を決めて訂正すべきです。
  国土交通省の「建設工事受注動態統計」のデーター改ざんの対策として、
  原本を紙で2年間保存するというルールを、デジタルで永久に保存することにただちに改めるべきです。