列車ダイヤについて --  3ー45 東京オリンピックをテレビ観戦して思うこと

                                      2021年8月1日  

    3ー45 東京オリンピックをテレビ観戦して思うこと

  
  東京オリンピックをテレビ観戦して思うことという今回のタイトルですが、
  なぜ、東京オリンピック・パラリンピックをテレビ観戦して思うこととなっていないかというと、
  まだ、東京パラリンピックは始まっていないので、東京オリンピックしか、観戦していないからです。
  
  どうしても細かな事だけが気になる人がこのコラムを書いていますから、
  開会式を見ていて思ったことを3つ取り上げます。
  
  1.ドローン
  
  1,824個のドローンで、東京2020エンブレムと地球が描かれました。
  すぐれた技術です。イワシならできるから誰でもできるというものではありません。
  お互いのドローンがどのような情報をやりとりして、お互いの位置を把握しているか注目です。
  風が吹いたとしてもある程度までなら、姿勢を保つことができるのだと思います。
  
  そのうちドローンが運んできた人が、聖火を点灯するかもしれません。
  そういうことはないかもしれませんが、来年の北京冬季大会で、同じくインテル製のドローンが
  使われるかどうかは注目です。2018年の平昌(ピョンチャン)オリンピックでも、インテル製のドローンが
  使われました。契約がどのようになっているのか知りませんが、中国のDJIは、世界の7割のシェアを持つ
  ドローンのトップメーカです。インテル製のドローンは使われないかもしれません。
  
  日本も、JAXAの「はやぶさ2」などにみられるように自律制御の技術はすばらしいのですが、
  ドローンでは中国製が圧倒的に数が多いです。
  たくさんのドローンで運べば、重い荷物も運べるし、ひとつが壊れても、安全に輸送できます。
  
  2.トーマス・バッハIOC会長のスピーチ
  
  この長かったスピーチは、3つの良い点がありました。
  1つ目は、普通の出来だった、橋本聖子会長のスピーチが良いスピーチだったように記憶されました。
  2つ目は、女性が入ると話が長くなると言った、森喜朗前会長のスピーチが、
  発言として不適当だっただけでなく、事実の認識においても間違いだった事を、男性が長いスピーチを
  することで、明らかにしました。
  3つ目は、長いスピーチの前半は、普通でしたが、後半は、solidarity(連帯)という言葉を
  何度も繰り返しました。
  あのような状況になると、日頃、問題だと感じていることや、他人から指摘されている事を、
  なんとかして問題ないと言いたくなるものです。
  IOCの現在の課題は、連帯に欠けることではないかという貴重な情報が得られました。
  
  3.入場行進が、あいうえお順だった
  
  各国の入場行進が、あいうえお順だったのは良かったと思います。
  海外の人には、直感的に順番がわからないので、意外性があります。
  日本語での国名の呼び方による、あいうえお順は、事前に問題ないかの確認など、
  事務方は大変だったと思いますが、良い企画だったと思います。
  
  
  話が変わりますが、最近民間企業による宇宙旅行が話題になりました。
  地球から、およそ100km上空を周回します。
  衛星は、地球に近い程高速で公転しないと、地球にぶつかります。(ケプラーの天体運動の第三法則)
  国際宇宙ステーションはおよそ一時間30分で地球を一周します。
  国際宇宙ステーションのエネルギー源は太陽電池ですが、周回することには基本的にはエネルギーは使っていません。
  およそ100km上空を周回する場合、もっと速くなります。
  今回の宇宙旅行は、打ち上げた場所にもどってくるものでしたが、
  東京からニューヨークまで、30分余りで行くことができるかもしれません。
  どこに着地するかわからないでは使い物にならないし、離陸と着陸にすごいエネルギーが必要なのかもしれませんが、
  ひょっとすると、現在の戦闘機タイプの超音速ジェット機のしくみで旅客機をつくるより、
  合理的なものができるかもしれません。
  
  21世紀になってから、スマートホンなど、新しい物がでてくるたびに、
  技術的には日本でも実現可能というコメントを聞いているうちに、日本で作っても採算的に割があわない
  となった物が多くあります。
  上のドローンの話なども、同じようになる恐れがあります。
    
  クルマは、今は、日本が世界一と言われています。しかし、電気自動車の時代になるとどうなるかわかりません。
  今後クルマは大丈夫なのかと、私が心配になるのは、もっと細かな事です。
  ドライブレコーダーの車速の記録は、GNSS(GPS)により行なっています。
  カーナビのように、車速パルスを使えば、クルマが止まった瞬間の時刻などがもっと正確に記録できます。
  ドライブレコーダーの記録は、マイクロSDカードを使うものが多いのですが、取り出すのが不便です。
  ドライブレコーダーにもカーナビにも、、GNSS(GPS)センサー、加速度センサー、ジャイロセンサーが
  付いています。どちらかが壊れたときに、他方のデーターを使うという仕組みにもなっていません。
  ドライブレコーダーの記録画像を、カーナビの画面で確認できるようにもなっていません。
  細かなことですが、同じ部品をふたつつければクルマの重量も重くなります。  
  最近のクルマには、各社共通のOBD2のコネクターが付いているのですが、自動車ディーラーは別として、
  一般ユーザーにそれ程便利に使いこなせるようにはなっていません。
  
  山手線の電車にはインテロスというイーサーネット接続の列車制御統合ネットワークが用いられています。
  クルマもいずれ同じような流れになるのだと思いますが、以前のようなワイヤーハーネスが用いられており、
  日本のクルマでは、車内ネットワークや、クルマを制御するための、OSを作る動きが見られません。
  
  このように、やろうと思えば、技術的には日本でも十分に可能と言っているうちに、
  大きく遅れをとって追いつくことができなくなるということが、21世紀になってからITの世界で
  ずっと起きています。
  
  そして、まだまだ大丈夫だけれどというレベルではない、いったいどうなっているのだろうという
  システムが数多くあります。
  「NTT @ビリング Webビリング フレッツメンバーズ」などの言葉で検索すると
  多くの不満が見つかりますが、ここでは、私が経験したことを記述します。
  
  NTT東日本の光回線を使っています。
  以前は、紙の料金明細書が郵送されてきていたのですが、
  数年前から、@ビリングというシステムで行なっていました。
  ただ、毎月同じ料金なので、銀行のシステムで引き落とし額だけ確認して、明細は見ていませんでした。
  今回明細を見たくなったので、記録していた、ログインIDとパスワードでログインしようとしましたが、
  できませんでした。パスワードを再設定しようとすると、お客様番号が必要になります。
  ヘルプ画面では、紙の料金明細書に記載されている 00で始まる数字となっていますが、
  紙の料金明細書はもう保存していないので、確認しようがありません。
  結局、116に電話して、新しいログインIDとパスワードを発行してもらうことにしました。
  葉書で送るので、一週間かかると言われました。通常葉書は翌日か翌々日には届きます。
  なぜ、一週間かかるのかは不明です。
  そこで、この際なので、WebビリングのログインIDとパスワードも発行してもらうことにしました。
  これは、Webビリングに電話して、発行してもらいます。これも、一週間かかります。
  
  @ビリングのシステムは、使用開始時に、パスワードを変更しなければなりません。
  自分で指定したのでなない、乱数型の英数字で構成された、ログインIDは変更できません。
  「入力された新パスワードが正しくありません。
   アルファベットの大文字・小文字、数字、記号の何れかを使用し、9桁以上で指定してください。」
   というエラーメッセージがでますが、理由がわかりません。
  いろいろなヘルプ画面を見ていて、パスワードは、
  「英字と数字は必ず混在させてください。」が満たされていないことがわかりました。
  さらに実際にログインするには、最初にでてきた、お客様番号が必要になります。
  まだログインできていないので、確認しようがありません。
  結局ログイン出来たとしても、@ビリングのシステムでもWebビリングのシステムでも確認できない、
  昔の紙の料金明細書がないとわからないことがわかりましたが、いろいろ試しているうちに、
  お客様番号の箇所に、電話番号を局番のカッコやハイフンなしで、入力すると、
  ログインできることがわかりました。
  
  Webビリングのシステムは、使用開始時に、ログインIDとパスワードを変更しなければなりません。
  まず、葉書に書いてある、NTTファイナンス ビリングサービスページのURLが 
  httpsではなく、httpです。 昔から同じシステムを使い続けているのかもしれません。
  指定されたログインID・パスワードが正しくありませんというメッセージがでます。
  葉書で送られてきた、ログインIDとパスワードを入力すると、
  ログインIDとパスワードを変更する画面になりますが、再度、葉書で送られてきた、ログインIDとパスワードを
  入力してから新しい、ログインIDとパスワードを指定しなければなりません。
  4箇所の入力箇所のうち、どこが間違えているかは表示されないので、修正が困難です。
  
  @ビリングのシステムもWebビリングのシステムも料金明細に関して、ほぼ同じ内容が表示されることがわかりました。  
  
  支払い料金に応じて貯まる、ポイントを使うには、
  フレッツメンバーズのシステムにログインする必要があります。
  このシステムのログインIDは、お客様番号とは異なる、NTTフレッツお客様IDを使います。
  
  そして、すべてのシステムの表示内容を確認した結果、料金明細を確認したくなった、もともとの理由である、
  フレッツ・ミルエネというサービスを現在加入中であることを確認してから解約しようと思ったのですが、
  解約の手続きは、116に電話しないとできないことがわかりました。116が常に混み合っている理由が納得できました。
  最終的に解約できましたが、サービスの解約については、確認の書面は交付しないということで、
  9月になって送られてくる、8月分の料金明細ではじめて確認できるそうです。
  何かの手続きに関して文書を残さないという、行政システムに類似する発想で、システムを構築しているので、
  使いづらいシステムになっているのかもしれません。
  
  トーマス・バッハIOC会長のスピーチに代表されるように、事業全体に課題がある時に、
  サービス窓口などに問題があらわれることがあります。
  近い将来、固定電話はなくなるのかもしれません。
  Wi−Fiルーターを使ってネットを使うようになるかもしれません。
  光ファイバーケーブルの技術は、携帯電話基地局のバックボーンネットワークや、海底ケーブルとして、
  重要性はかわらないでしょうが、家に電話線をひくという明治以来の伝統はなくなるかもしれません。
  
  過去には、蒸気機関は、日本じゅうの鉄道で使われていましたが、現在は、保存用のものを除いて使われていません。
  クルマの内燃機関も固定電話も、過去の技術になるかどうかは将来にならないとわかりません。
  
  再度、話が変わりますが、ワクチン接種証明書に関して、イタリアでは、医者に賄賂を払うと、
  正規のシステムにアクセスして、証明書を発行してくれるそうです。
  昔、中米の国に居たことがあります。運転免許試験センターの試験官に賄賂を払うと合格にしてくれるそうです。
  ところが、事前に賄賂を払っていたのに、あまりにも運転が下手で危険ということで、不合格になったそうです。
  そこで、賄賂を増額するからといって、試験官に再度交渉したところ、それなら個人レッスンをしてあげるということになり、
  練習の成果で、最終的に賄賂なしで、試験に合格したと自慢している人が居ました。
  
  このような不正は日本ではあまり起こりません。
  
  日本では、外国人技能実習制度が本来の目的に利用されていないというような問題が起きます。
  現場が辻褄合わせをしようとすることで、長年にわたって、問題が放置されます。
  
  SNSでの中傷誹謗が問題になります。世界共通の問題ですが、
  日本では、SNSを匿名で利用する人が多いことも問題の一因かもしれません。
  ITリテラシーを向上するには、技術的な側面だけでなく、ITシステムをどのように使うかについて、
  理解を深める必要があります。外国並みに、70%の人が、SNSを実名で利用するようになると、
  状況がかわるかもしれません。
  
  Android携帯のネイティブアプリの画面を設定する、xmlファイルのデザインが難しいです。
  新しいレイアウトが登場するたびに、画期的で便利が良いレイアウトと解説されていましたが、私は、
  どれひとつとして使いやすいと思ったものはありません。
  このたび、Jetpack Composeという、直感的な Kotlin API を使用する、
  パワフルな、UI開発ツールが登場しました。今度こそ方向音痴の私でも、簡単にデザインできるように
  なるかどうか、まだ確認していませんが、一般に日本人が、いろいろなツールを器用に使いこなすことができることで、
  逆に、システムのデザインを考える時に不利になっているかもしれません。   
  
  行政のデジタル化においても、高齢者は、ITが苦手という理解ではなく、
  高齢者でも容易に使うことができるユーザーインターフェイスにしなければならないという発想にならないと、
  利用が広まらないかもしれません。