列車ダイヤについて --  3−39 マイナポータルの利用は、しばらく待つことにしました

                                      2021年6月8日  

    3−39 マイナポータルの利用は、しばらく待つことにしました 

  
  携帯端末を買い替えたので、マイナンバーカードを読み取って、マイナポータルを使おうとしたが、
  新しいAndroid端末を、マイナポータルAPのアプリがサポートしていなかったということは、
  前回のコラムに書きました。
  
  マイナポータルの利用は、しばらく待つことにしました。
  
  永久に使う気がなくなったかというと、そうでもありません。
  コロナワクチン接種証明書などを機会に、状況が変わるかもしれないと思っています。
  
  「EUデジタルCOVID証明書」の管理・認証システムとなる「EUゲートウェイ」が順次利用可能となります。
  「EUゲートウェイ」は、各加盟国が準備を進める電子署名キーのデータベースを、加盟国間で相互接続するためのシステムです。
  そして、EUに限らず、世界的に多くの国が同様の仕組みを取り入れようとしています。
  
    
  ISO/IEC18013−5
  Personal identification ー ISOーcompliant driving licence
  ーーPart 5: Mobile driving licence(mDL)application
  
  ISO/IEC AWI TS 23220ー5 
  Cards and security devices for personal identification
  ー Building blocks for identity management via mobile devices
  ーーPart 5: Trust model and confidence level assessment
  
  などの世界標準が制定されていて、運転免許証や、個人識別用IDをモバイルデバイスで管理する動きが世界的に進んでいます。
  ドキュメント自体よく読んでいないので、くわしい内容はわかりませんが、
  重要なのは、これらの動きが世界的に進んでいることです。
  携帯端末の、OS を作っている会社も、このような動きに対応しようとしていて、
  OSレベルで、個人識別用IDをモバイルデバイスで管理するためのAPIなどの提供も始まるようです。
  もちろん民間の金融機関などもこれらの仕組みを利用することが可能になります。
  
  マイナンバーカードを前提にした、携帯を証明書として使うシステムよりももっと便利なものが、
  世界的に提供されるようになるかもしれません。 
  いくら郵便を配って、ポイントを付与して、マイナンバーカードを広めようとしても、 
  携帯端末を使う人の数を上回ることはないと思います。
  万が一、上回ったとしても、マイナンバーカードを持ち歩く人の数は、携帯端末を持ち歩く人の数を上回ることは無いと思います。
  マイナンバーに関連する情報を携帯端末に保有するという考え方に変えることができれば、
  マイナンバーの利用は飛躍的に広まるでしょう。しかし、当分は、安心・安全なマイナンバーカードの普及に努めていくという
  姿勢は変わらないでしょう。しかし、もしかすると、世界的に、個人識別用IDをモバイルデバイスで管理する仕組みが
  パスポートに使われるようになると一気に状況が変わるかもしれません。
  世界的に安心・安全なモバイルデバイスにマイナンバーの情報を保持することの普及に努めていくという方針に
  変わるかもしれません。
  
  デジタル庁の人には、ぜひこのような世界的な標準の制定をリードするような活動をしてもらいたいと思います。
  会計基準のように、世界標準のIFRSの基準が決まったあとで、ほとんど同じで微妙に異なる
  日本の会計基準を制定するのはやめて欲しいと思います。
  税制は、各国で違う制度になる部分があるのは当然ですが、会計基準は、会社法の計算書類も金融商品取引法の
  財務諸表も、世界標準のひとつの基準で作れば、ずいぶん生産性があがると思います。
  行政のデジタル化に際しては、世界標準を取り入れたほうが良い部分は大胆に取り入れ、
  世界標準に日本の考え方を反映するという業務手順にしてもらいたいと思います。
  デジタル化する際は、世界標準の携帯端末の、OS に乗っかるほうが、いろいろなことが
  はるかに簡単にできることがあります。
  
  部品に部番(部品番号)を付けて管理するという考え方は、
  日本の自動車会社のお家芸のように語られることがあります。
  しかし、最初にこの考え方を提唱したのは、アメリカの会社です。
  このように、研究の分野で遅れをとっても、世界の最新技術を適宜に取り入れるのは
  日本のお家芸でした。しかし、最近は海外の最新技術を本質で取り入れることが下手になったように思います。
  
  けっして日本独自の物を作ってはならないと言っているのではありません。
  Suicaのカードのサービスを開始する時、すでに広まっていた Type−A や Type−B のカードではなく、
  SonyのType−F のカードを採用しました。ガラパゴスともいわれましたが、はっきりした理由がありました。
  当時の、Type−A や Type−B のカードと比較すると、Type−Fのカードのほうが、
  処理速度(読み取り速度・転送速度)が速く、カードの認識範囲も広い状況でした。
  (現在は、処理速度はほとんど同じになっています。)
  
  東京圏の色々な駅(新宿駅などだけでなく、例えば、田町駅のような改札の数が少ない駅など)
  を調べて、その当時、改札口を設置していた場所の広さの中で、
  新しい改札口を設置するには、Type−F のカードが必須と判断しました。
  そして、ISO/IEC 18092 と ISO/IEC 21481
  の世界標準にもなっています。
  もちろん、今後世界のなかでの実質的な標準がどのようになるかはわかりません。
  
  今の行政のデジタル化の現状を見ていて、不満があるのは、
  現状に不満があることもありますが、将来が良くなるというビジョンが描けないことに
  より大きな不満があります。
  現在ワクチン接種で、バーコードを読み取れないという問題が起きています。
  それにもかかわらず、職場接種の会場にも同じタブレット端末を配布するそうです。
  地方自治体に、タブレット端末が欲しいか、バーコードリーダーが欲しいかと質問すれば、
  バーコードリーダーが欲しいと言うと思います。
  しかし、タブレット端末が欲しいか、欲しくないかと質問すれば、
  ほとんどの自治体が、欲しいと回答します。
  そのようにかたくなに税金を無駄遣いしようとする姿勢に大きな疑問を持ちます。
  
  職場接種を行う会社の中には、IT企業も有ります。タブレット端末の配布をやめて、補助金を出すなり、
  すぐれた受付方法のコンテストをやれば、いくらでも良いアイディアがあるはずなのに、
  かたくなに霞が関のオフィスで紙の書類を見ながら考えた物を配ることに税金を使っていては、
  いつまでたっても、行政のデジタル化が軌道に乗りません。
  今回のワクチン接種が終われば、一件落着とはいきません。
  ひと・物・金・情報といわれるように、情報は、あらゆる分野の業務にかかわるので、
  次の業務でも問題山積になります。(本当にそこまで悪くなるかどうかは、確証がありません?)
    
  Suicaのカードのサービスを開始する時にも、大きな問題が有りました。
  カードを持って通り過ぎるという最初の考え方だと、
  誰がカードを持っているのか確認できないという問題が起きました。
  何度も社員の人がカードを持ってテストをしているうちに、
  「Touch and GO」という、カードをタッチするというアイディアが出てきました。
  タブレット端末でバーコードを読み取るために、7cmの隙間を維持するツールを配布するにあたって、
  どれほどの回数、実際にテストしたのでしょうか。
  業務の実情を分析して、新しいサービスを何がなんでも実現しようという
  熱意が現在の行政のデジタル化には感じられません。
  ワクチン接種の予約システムは、1ヶ月の突貫工事で作ったから不具合があってもやむを得ないと言って、
  ワクチン接種に関連するシステムが必要になることは1年前からわかっていたことや、
  5年たっても、マイナポータルのシステムがほとんど使われていないことを見ようとしない人は、
  次のシステムを作ってもまともなシステムを作ることはできません。(本当にそこまで悪くなるかどうかは、確証がありません??)
  それ以上によくないのは、システムの不備の報道を、悪質な妨害愉快犯と言う人で、
  もしいつか、個人情報保護にかかわるようなシステムに不備があると指摘されても、
  実際にテロ攻撃があるまで、対策をとることができないかもしれません。(本当にそこまで悪くなるかどうかは、確証がありません???)
  しかし、失敗に学ばなければなりません。その時は結果オーライではなく、最悪の事態にいたっていたかもしれない
  リスクをすべて洗い出して学ばなければなりません。
  
  
  ところで、このコラムに登場する携帯端末ですが、満足して使っています。
  1年間利用料金が無料になります。端末が無料というわけではありませんが、携帯キャリアの通信料金が無料になります。
  通話も無料です。これは携帯キャリア推奨のアプリを使って通話する限り永久に無料です。
  5分以内の通話は無料というのは、他のキャリアにもありますが、通話する機会はあまりないのですが、
  カストマーセンター等に電話して、順次オペレーターにお繋ぎしますと言うのですが、いつまでたっても私の順番がこない
  ことがあります。カストマーセンターの電話が、たとえフリー通話でない時でも、まったく気にすることなく電話できます。
  
  4月に試してみた時のことですが、東京駅八重洲口付近でも、4Gでした。ところが、京成押上線の四ツ木駅付近で
  一時的に、5Gになりました。なかなか、5Gにならないのが一時的に5Gになると、非常にありがたく感じます。
  そう言っても、あまり褒め言葉にならないかもしれませんが、総合的にみて、満足して携帯端末を使っています。