列車ダイヤについて --  3−28 ポストコロナの時代

                                      2020年12月27日  

    3−28 ポストコロナの時代 ( 列車ダイヤとは、ほとんど関係ありません。)

   
  新型コロナウイルス感染症は、まだ収束の目処がたちません。
  
  来年の話をすると、鬼が笑うといいます。 でもコロナが収束した時の話をしたいなというのが、
  今回のコラムです。
  
  内容は、新型コロナウイルス感染症はもちろん無かったほうが良いのですが、今から無かったことにはできません。
  しかし、その中で、緊急措置的に行ったことも含めて、ポストコロナの時代でも継続して欲しいと思うことを、
  3つ取り上げます。
  
  最初は、アイディア対決、高専ロボコン、はぴロボ自慢です。
  内容については、12月26日にNHKで放送されました。
  
  高専ロボコンは、1988年から行われており、例えば、2019年なら、“洗濯物干し” のように、
  例年、テーマを決めて行われ、最後の決戦は、ひとつの会場に集まって、時間・点数を競います。
  今年は、各校の学校などから、パーフォーマンスを披露する、オンライン形式で行われ、
  テーマ設定も含めた、アイディア対決でした。
  
  来年以降、基本は、従来の形に戻ると思います。
  しかし、何かの形で、今回のアイディア対決と、独自の活躍の場での様子をオンラインで伝えるということを
  継続して欲しいと思います。
  
  一週間前の、12月20日にM-1グランプリの決勝戦が行われました。
  観客が少ない以外、基本的に従来の方法で行われました。以前から思っていたことですが、M-1にAI審査の要素を
  取り入れると面白いと思います。決勝戦の1st Round の最初のチームの採点をする時、
  審査員の人は、どれほど客観的な審査ができるのだろうかと思います。今までの16回の大会すべての出場チームのレベルを
  客観的に評価する能力なら、AIのほうが人間より優れているかもしれません。
  1st Roundと最終決戦を通しで、客観的に評価するのもおもしろいと思います。
  BERTやGPT−3など、AIによる自然言語処理は、近年、長足の進歩をとげました。
  M−1グランプリのAI審査併用は、デジタル化を広めるための良いアイディアだと思います。
  ネタをテキストとして見た時の評価、ラジオで聞いた時の評価、テレビで見た時の評価、舞台で生で見た時の評価
  の違いも興味あります。
  そして、高専ロボコンに出場した、AI漫才ロボット(ロボット名:別子ブラザーズ)のようなロボットも、
  エキシビションで出場すると良いと思います。 
 
  
  2番めは、現在の、インフルエンザに感染する人が少ない状況を、来シーズン以降も、継続してほしいと思います。
  厚生労働省が発表した、インフルエンザの発生状況によれば、
  例えば、2020年50週(12月7日~12月13日)で、全国で報告数 57 で、昨年同期の 77,425
  の、1、358分の1 です。
  例年の、インフルエンザの感染者数は、1シーズンで、1,200万人です。およそ、10人に1人です。
  これを、もし 100分の1にできれば、どれ程すばらしいだろうということです。
  理由はわかりませんが、ワクチンの接種をした人が多かったのと、皆が、新型コロナウイルス感染症に感染しないように
  注意しているからではないかと、想像します。
    
  具体的、実際的な、感染症対策も知りたいと思います。
  マスクのつけ方、はずし方について、医師の方の説明をテレビで見たことがあります。
  それは、感染症の治療をする人や、手術をする人は、守らなければならないし、実際、守っているのでしょう。
  しかし、とても一般の人が日常的にできる方法ではありませんでした。
  
  大きな病院の待合室で、長時間待つのは素人考えで、感染症には良くないと思っていましたが、
  医療関係者の人で、感染症を避けるためにリモート診療を推進しましょうという発言は、
  昨年までは聞きませんでした。
  
  ユーザーの素朴な疑問に答える形で、来シーズン以降、インフルエンザの感染を抑制する方法を発言してほしいと思います。
  その際は、あわせてそれによって、抑制される、医療費の額についても具体的に発言してほしいと思います。
  
  医療費の額にこだわるのは、最近、民間業者による安価なPCR検査が始まったからです。
  新型コロナウイルスの感染の第1波の時は、PCR検査の目詰まりが大きな問題になり、保健所の業務の増加も問題になりました。  
  現在、クリニックでも、PCR検査が受けられますが、安価なPCR検査の10倍近い料金のところもあります。
  
  なぜこれほどお金にこだわるかというと、現在、「社会保障給付費」は年間 100兆円を超えており、
  そのうちの3割あまりが医療費です。原資の健康保険料は、決められた額を払う義務があります。
  そして、国民健康保険と後期高齢者医療制度では、半分が、公費負担です。医薬品の入札談合などは、
  絶対に起きてほしくないのです。
  1億円のプロジェクトは管理できないが、100兆円の予算は立てられるというような人に
  税金の使い道を決めて欲しくないのです。
  
  この部分は、完全に素人の推測ですが、
  民間業者による安価なPCR検査で陽性になった人は、結果のメールを転送するだけで、
  正式なPCR検査が受けられ、無症状や軽症で陽性の人が、すべてホテルを無料で利用でき、食事が提供され、
  休業補償を得ることができるようになれば、
  無症状で自分も気づかず、他人に感染させている人の数が減って、全体の感染者数が減るのではないでしょうか。
  検査を受けたのが、どこの県の人かなどを問題視するより、新型コロナウイルス感染症が広まったことで始まった
  新たな民間業者のサービスを、感染者数の減少につなげる方法を考えるほうが良いと思います。
  新型コロナウイルス感染症について、家庭内感染と職場内感染のケースがかなりあります。
  PCR検査で陽性となった人が、自宅で療養していれば、家族に感染すると思います。
  病院に入院する人については、どのような状況なのかは、素人には推測できません。
  しかし、軽症者、無症状者を、積極的に見つけて隔離することで、他の人への感染を防げば、
  全体の感染者の数が減って、医療従事者の業務を減らすことで支援につながるのではないでしょうか。
  若者が感染を人めるという見解もありますが、
  あくまで、素人の推測ですが、、インフルエンザといえば学級閉鎖が話題になるように、
  若い人も、新型コロナウイルス感染症に平等に感染するのではないでしょうか。
  ただ、症状が無い人が多いので、自分で気づかず動き回るので、他人に感染させるリスクが高いのではないでしょうか。
  GoToトラベルや、GoToイートを一時やめて、そのお金で、
  大量の宿泊施設を借り上げて、食事を提供すれば良いと思います。
  ホテルには、Wi−Fiがあるので、各部屋に、健康診断用のセンサーと携帯端末を置いておけば、
  健康状況の調査も各自に入力してもらうことで、完了します。低酸素症になっている人を
  もれなく見つけ出す能力なら、専門家が電話で確認するより、センサーのほうが確実かもしれません。
  鉄道で、ATSを使うことで、人間のミスを削減するのと同じ考え方です。
  デジタル技術は、目の前の課題を解決するために使うべきです。
  デジタル技術を積極的に、活用することで、1人の専門家が管理できる感染者の数が増えるかもしれません。
  そして、飲食店についても、休業してください。そのかわり、ホテルで療養する人に食事を提供してください
  と言います。休業したくないでしょうが、何人、お客さんが来るかわからない状況で、店を開いているより、
  100食、用意してくださいと言われて用意すれば、すべて買い取ってもらえるなら、
  経営的にもそれ程悪くはないと思います。休業補償金よりありがたいかもしれません。
  
  3番目は、テレワークの推進です。
  学校に入学したけど、一度もクラスメートと顔を合わせたことがなくて、リモート授業ばかりという人は、
  早く、通学したかったでしょう。
  
  しかし、ソフトウェアー開発のように、時間をかけてノートPCを持参してミーティングに参加するより、
  自宅から、開発用のPCにアクセスできる状態で、リモートで会議をするほうが、効率が良い場合もあります。
  
  一時期、テレワークを行ったけれど、オフィスで顔を合わせて、仕事をするほうが良いというように、元に
  戻ってしまっているケースがあります。
  仕事の内容しだいで、通勤時間が不要になる、テレワークのほうが効率が良いものもあります。
  
  ポストコロナの時代になっても、テレワークも並列で行うことを継続して欲しいと思います。
  最近、JR東日本が発表した、新幹線ワークプレイスも良いアイディアだと思います。
  東京23区から、近郊に移住する人が増えているというニュースがあります。
  このような人達は、毎日ではありませんが、定期的に東京に出向く人が居ると思います。
  移動時間は少し長くても、セキュリティー検査などがなく、車両に乗ることができて
  ある程度まとまった時間、車内をオフィスのように使えるというのは、
  将来需要が高まる分野だと思います。
  
  
  台湾の「Eマスク」システムのように、デジタル化で、目の前の課題を解決していくことこそ
  本来のデジタル化です。目の前の火事を消すことはできないが、国土強靱化計画を立てることはできるといっても、
  本番で役に立つかどうか不安です。
  デジタル化も5年計画を立てることとあわせて、目の前の課題を解決することに尽力してほしいと思います。
  
  「ポケモンGO」の開発・運営等で知られるNiantic(ナイアンティック)社は、AR開発者向けキット(AR DK)の提供を開始しました。
  この開発者向けキットには平面検出や深度測定、遮蔽(Ambient Occlusion)の検知機能、AR体験の共有機能などが含まれています。
  しかも、日本では海外に先行して事前登録がスタートしています。
  実際に使ってみようという企業であれば、申請は比較的簡単そうです。
  
  海外の企業の方が、日本のIT技術者の優秀さを正確に把握しているのではないかと思います。
  一方で、i−modeや住宅地図のように、日本人が、世界一だと思っていたものを、海外の企業が、そのままとりいれたわけではありません。
  日本のデジタル化をどう進めるのか、海外の人に、質問してみるのが良いと思います。
  日本は、一般に治安が良い、銃撃事件が少ないことなど、日本人が当然のことだと思っていることに、
  外国人が高い価値を見出しているのかもしれません。
  一方で、弁護士の数が少ない、米国の公認会計士が、日本で税務申告するのは困難なことが多いなど、
  日本人が、障壁だと思っていないことが、障壁になっているのかもしれません。
  海外の技術を導入する際、海外製のERPを導入しても、経理処理に使っているだけというような、中途半端な
  導入方法ではいけません。明治維新のように、思い切ってリセットして導入すれば、
  10年以内に、国産の世界最高レベルのIT技術が開発されるかもしれません。
  東海道新幹線に、2階建ての食堂車がついた列車が走っていたことは、ご存知の方も多いと思います。
  クリスマス・イブの曲を使ったJR東海のCMにも登場しました。
  同じ頃に、山手線に登場した、205系という電車があります。
  1,000両余り造られ、日本では相模線などを除いてはほとんど見られなくなったのですが、
  半数以上の車両が、インドネシアのジャカルタなどで今も走っています。
  JR東日本の海外事業活動の成果かもしれません。具体的なことは知りませんが、基本的に車両が良かったのでは
  ないかと思います。日本の、IT技術は、2,000年頃のITバブルが弾けたころから、一周回遅れ、二周回遅れと
  いうように、どんどん遅れる一方です。しかし、そろそろ踏ん切りがついて、国鉄がもうダメだと思った頃のように、
  こんなすばらしい技術があったのだというような成果が出てくる頃のような気がします。
  
  そして2020年の最後に、何はさておき、新型コロナウイルス感染症が早く収束して欲しいです。
  そのためには、「総合的、俯瞰的活動を確保する観点から判断」出来る人が、司令塔になる必要があります。
  
  最近、医師会や看護師会のトップの方が発言されました。
  今、もっともエッセンシャル・ワーカーの方々のトップの方の発言は貴重です。
  しかし、個人で感染しないように注意するといっても、もう限界という面もあります。
  クマのように、冬眠しているわけにはいきません。食料品の調達は必須です。
  寒くて風邪をひくかと思うほど、換気している建物もあります。
  感染した人が、注意が足りない人という誤解を生むようでは、本末転倒です。
    
  技術や知識がある、専門家の方から、個別の事案についての報告がおこなわれていることは貴重です。
  しかし、それとあわせて、「総合的、俯瞰的活動を確保する観点から判断」出来る人が、
  専任担当の司令塔となり、
  毎日でも、我々にむけて、メッセージを発して欲しいと思います。