列車ダイヤについて -- 2-8 こだまは岡山駅で33分間何を待つの?
2016年3月26日
こだまは岡山駅で33分間何を待つの?
東海道新幹線のこだまに乗っていると、こだまは各駅停車なので、各駅に停まるのは想定内としても、
多くの駅で、のぞみやひかりの通過列車を待ち合わせるために、5分ほど停まります。
のぞみの停車駅と待避線のない熱海以外の駅で、通過列車の待ち合わせがないのは、
東京~名古屋間のこだまでは掛川駅だけです。(上りのこだまも下りのこだまも掛川駅だけです。列車ダイヤは左右対称です。)
東京~新大阪間のこだまでは三河安城駅だけです。(上りのこだまも下りのこだまも三河安城駅だけです。列車ダイヤは左右対称です。)
しかし、新大阪駅を過ぎて山陽新幹線の区間になると満席に近かった列車にも空席がでてきます。
山陽新幹線ならこだまに乗っていても、それほど通過列車の待ち合わせがないのかと思う状況ですが、実際はそうではありません。
例えば、こだま748号は岡山駅で、18時19分から18時52分まで、33分間も停まっています。
こだま744号も24分間、こだま746号も25分間停まっています。
なぜそんなに長く停まっているのか、停まっている電車に聞いてもしゃべらないので、これから述べることはあくまで私の推測ですが、
どうしても待ち合わせなければならないほど、たくさんのぞみやさくらが来るというわけではなさそうです。
もちろんのぞみとさくらの2本の列車を待ち合わせる時にも、最高速度300km/hで運転していることや、ATCの仕様がことなるため、
東海道新幹線のように5分程停まるのではなく、10分程停まるということはあります。しかし、33分停まる必要はありません。
岡山駅でこだまが20分以上停まっているのは、岡山始発のひかりと間隔をとって走るためだと推測されます。
山陽新幹線のこだまは、朝夕は新大阪と博多の間を走りますが、昼間は岡山と博多の間を走っています。
東京と岡山の間を走っている、ひかりが新大阪と岡山の間は各駅に停車するので、昼間は、西明石や相生の駅には
ひかりが一時間に一本停まります。
岡山駅では例えば下りのひかり467号が14時20分到着で、岡山始発のこだま745号が14時24分発です。
上りのこだま736号が12時19分到着で、岡山始発のひかり470号が12時23分発です。(どちらも22分あたりで折り返すと左右対称になる理想の形??です。)
そして、こだま748号も岡山駅に、18時19分着で、ひかり482号が18時23分発です、ただし、こだま748号は岡山が終点ではなく新大阪行きです。
18時19分以降の岡山駅の上りのダイヤをみると、
ひかり482号 18時23分
のぞみ52号 18時28分
さくら562号 18時34分
のぞみ184号 18時42分
のぞみ54号 18時49分
こだま748号 18時52分
どう見ても、18時38分に出発可能です。しかしそれではひかり482号と15分間隔で走ることになります。
相生や西明石から利用する人にとっては、一時間に2本列車がくるのなら30分間隔が理想です。
そこで、岡山駅で33分間停まっているのだと思います。
こだま744号は16時43分発(その前ののぞみ136号が姫路に停まるので、岡山が16時38分発です)
こだま746号は17時44分発(その前ののぞみ138号は姫路通過なので、岡山が17時41分発です)です。
上りのこだまが岡山駅に長く停まっているのなら、下りのこだまも岡山駅に長く停まるはずです。(列車ダイヤは左右対称?)
こだま753号は17時44分から18時07分まで、23分間停まっています。
やはり長く停まっているのですが、ここでどうしても細かなことだけが気になります。
下りのこだまが、岡山着17時55分ののぞみ41号の前か後、すなわち17時51分か17時59分岡山着で、
18時20分着のひかり475号を待って、岡山を18時24分に出発すれば、まさに列車ダイヤは左右対称になりますが、
15分ほどずれています。
山陽新幹線の岡山の18時台付近のダイヤを、表示します
ダイヤをみるとこだまだけ左右非対称になっています。なぜ、このようなことになるのでしょうか。
こだま753号は、新大阪発が16時32分で岡山着が17時44分です。1時間12分かかります。
こだま755号は、新大阪発が17時36分で岡山着が18時49分です。1時間13分かかります。
こだま748号は、岡山発が18時52分で新大阪着が20時5分です。 1時間13分かかります。
こだま746号は、岡山発が17時44分で新大阪着が19時14分です。1時間30分かかります。
こだま746号は、他の列車より15分位遅いので左右非対称になっているのかもしれません。
またこだま753号と、こだま748号は新大阪と岡山の所用時間はほとんど差がないのですが、
一見左右対称にみえるみずほ607号とみずほ606号ですが、みずほ607号が姫路に停まるのにたいし、
みずほ606号は姫路通過です。そこで岡山駅での順番がかわっています。
まとめてみますと、岡山駅でこだまが長く停まっているのは、ひかりとの間隔をとるため、
言い換えれば、もしこだまが一日中走っていれば、昼間岡山駅でひかりとこだまが連絡する必要がなくなるので、
岡山以西のこだまの時刻がかわって岡山駅でこだまが長く停まる必要はなくなるとでしょう。
また、こだまのダイヤが岡山駅で左右対称になっていない場合があるのは、みずほの停車駅が上りと下りで左右対称になっていないことなどの
影響をうけるためと思われます。
山陽新幹線で、みずほ専用の時刻はありません。一時間に2本走るさくらが場合によりみずほになります。
また、図に出てくるのぞみ52号のように、基本的に広島発ののぞみの時刻で、博多発ののぞみが走ることがあります。
東海道新幹線は、こだまがほぼ一日中名古屋行きと新大阪行きが30分間隔で走っており、
のぞみやひかりの停車駅もパターン化しているので、こだまのダイヤも左右対称になっているのだと思います。