列車ダイヤについて -- 2-7 12時3分15秒発の列車はいつ出発するの?  

                                    2016年3月26日

   12時3分15秒発の列車はいつ出発するの? 
    
  東海道新幹線の発車時刻は、通常12時3分発ひかり471号岡山行きのようにいわれます。
しかし、実際は15秒単位で管理されていて、ひかり471号岡山行きは、12時3分15秒発 のぞみ31号博多行きは
12時10分30秒発 こだま655号名古屋行きは12時26分45秒発 であるということも時々話題になります。

 ここで話題にしようとしているのは、12時3分15秒発ひかり471号岡山行きは、いつ出発するのかということです。
12時3分15秒発というからには、どう見ても12時3分15秒発です。
しかし、実際にホームに居ると出発のチャイムがなりはじめてから、扉が閉まりますという案内がながれて
安全柵と列車の扉が閉まって、列車が動きだすまで、1分近くかかります。
ではどの瞬間が12時3分15秒なのかというのがここで話題にしようとしていることです。

 これはあくまでホームで観察しての結論ですが、安全柵と列車の扉が閉まりはじめるのが、12時3分15秒です。

 ホームで観察していた時、12時2分40秒位になると、ホームの駅員の人が、「出発よし、時刻よし」と確認して
12時2分45秒からチャイムが10秒あまり流れました。
新大阪駅の場合も列車の出発時刻の30秒前から13秒間発車のブザーが鳴ります。
こだましか停まらない小さな駅では、発車時刻の20秒前からブザーが鳴る駅もあるようです。
 チャイムが鳴った後、列車の出発の案内やITV(Industrial TV)でホームの様子の確認などがあり、
ホームの駅員の人が、「乗降終了確認、安全よし」と確認して出発時刻の
12時3分15秒から、安全柵と列車の扉が閉まりはじめました。
その後、「出発よし、安全よし」と確認して、観察した際には、12時3分23秒に列車が動きはじめました。

 12時10分30秒発のぞみ31号博多行きの場合も、時刻をずらして基本的に同じでしたが、
一ヶ所だけ異なるのが、ひかり471号の場合は12時2分35秒位に出発信号が進行または注意になった(実際は
出発反応信号を観察していました)のにたいし、のぞみ31号の場合は、1分前の12時9分30秒頃にはすでに
出発信号が進行または注意になったことです。

 ひかり471号は東京駅の15番線から発車するため、12時3分15秒に17番線に到着するのぞみ120号が
ポイントを通過するまで、出発信号が進行または注意になりませんが、
のぞみ31号は18番線から発車するため、12時10分30秒に14番線に到着するひかり514号を待つ必要がなく、
出発信号が進行になります。

 そこでどうしても細かなことだけが気になって(肝心なことが気にならない)者としては疑問がふたつ思い浮かびます。
もしのぞみ120号が遅れた場合、出発信号が進行または注意にならなくても、
12時2分45秒からチャイムを鳴らして出発準備を始めれば良いのではないかということです。
実際列車が動き出すのは、12時3分23秒なので、それまでの40秒程のうちにのぞみ120号は到着するであろうから、
出発準備を万端に整えて、のぞみ120号の到着を待っていて、到着しだいひかり471号が出発すれば良いという考えもあります。

 しかしこれは実際にはやっていないようです。
50年近く昔、ATCなどの安全装置がなかった頃、出発信号が変わるのを待たずに出発準備を行っていて
出発準備を行っているうちに、出発信号の確認を失念して列車を出発させてしまい、事故になったこともあったので、
まず出発信号の確認をおこなってから、出発準備を始めるという規則ができ、現在も遵守されているようです。

 もうひとつの疑問は、出発準備とは関係ありません。発車のチャイムがいつから鳴りだすかについてです。
営業列車の場合、東京駅では、上り列車が遅れない限り、観察した限りいつも列車の出発時刻の30秒前からでした。

しかし、回送列車の時は異なります。扉は初めから閉まっているので手続きが異なるのかもしれません。
列車の出発時刻の10秒余り前からで、チャイムが鳴り終わるか鳴り終わらないかのタイミングで列車は出発していきました。