列車ダイヤについて -- 2ー42 今回のダイヤ改正で、微妙に、速くなった列車
2022年2月10日
2ー42 今回のダイヤ改正で、微妙に、速くなった列車
今回のコラムも、列車ダイヤに関連する話題です。
2022年3月12日のダイヤ改正で、東京発岡山行きの「ひかり」が3分速くなりました。
これは、相生〜新倉敷間を山陽新幹線で移動する人には、大きな意味を持ちます。
まず、改正前のダイヤです。
2021年3月13日のダイヤ
相生から、「ひかり507号」を利用して岡山に来た人は、到着が、14時19分です。
岡山始発の「こだま855号」は、14時16分発です。
わずか3分の差ですが、次の「こだま」は、15時16分まで待たないときません。
改正後のダイヤです。
2022年3月12日のダイヤ
相生から、「ひかり507号」を利用して岡山に来た人は、到着が、14時16分です。
岡山始発の「こだま853号」は、14時19分発です。
3分の乗り換え時間で、接続します。
上りも同じように接続します。
なぜこのようなことが出来たかというと、「さくら583号」の運転が無くなっていることが関係していると
思われます。
このダイヤだけ見ていると、改正前でも同じことができたようにも見えますが、それ程簡単でないようです。
「こだま853号」は、新倉敷側にある車庫から岡山駅のホームまで回送する時、下りの本線に見える線(岡山駅から、
広島向きに走る営業列車が走る線路)を逆走するかたちで、ホームに入ってきます。
岡山が終点になる、上りの「こだま」も同じ線路を通って車庫まで、回送します。
臨時の、「さくら」の運転がなくなったから、今回のダイヤ改正が可能になったとすると、
将来、山陽新幹線の乗客数が回復すると、また改正前の接続が不便なダイヤに戻るのかもしれません。
あるいは、感染症が収束しても、そこまで乗客数は回復しないと判断して、今回のようなダイヤ改正になったのかもしれません。
どのような主旨で今回のダイヤ改正を行なったかは、発表されないのでわかりませんが、
将来の乗客数がどの位回復するかは、将来になればわかります。
2〜3年先、どのようになっているか見るのが楽しみです。
もっと、微妙に速くなった列車が、東京駅を9分と12分に発車する博多行の「のぞみ」の京都駅の到着時刻です。
1分程速くなっています。新大阪駅の到着時刻は変わっていません。
京都〜新大阪間に限れば、ダイヤ改正前より、微妙に遅くなっています。
上り列車ではこのようなことは見られません。
東京・新大阪間を2時間27分で走る、博多行の列車なので、万が一列車が遅れた時、山陽新幹線に遅れが拡散しないように、
京都〜新大阪間で余裕を増やしたのかもしれません。
あるいは、岐阜羽島〜京都間で、ダイヤ改正前より、速く走って、年間通して安定して走行可能かどうか、試しているのかも
しれません。もしそうだとすると、2〜3年後には、東京・新大阪間を2時間24分で走るようになるのかもしれません。
今回のダイヤ改正で、東京・新大阪間を2時間24分で走る列車が増えました。
また、東京駅を9分に発車する博多行の「のぞみ」は、先行の岡山行の「ひかり」と6分差です。
「ひかり」は、静岡などに停まるので、岐阜羽島を通過した時点で、先行の「のぞみ」とは、
東京駅を発車する時点で9分差、岐阜羽島を通過する時点では、およそ6分差です。
仮に先行の列車のダイヤが変わらなくても、さらに3分速くすることは可能です。
東京駅を30分に発車する博多行の「のぞみ」は、東京・新大阪間を2時間30分で走るので、
同じ「のぞみ」で運転時間に差があるのは、まずいようにも思えます。
しかし、広島より先では、「のぞみ」の定期列車は、1時間に2本ありますが、東京駅出発時点で20分と40分間隔です。
臨時列車を含めても、東京駅を9分に発車する列車と先行の列車の間隔が、東京駅出発時点で27分で一番長いです。
東京駅を9分に発車する列車が速く走るのは、利用する人にも各種のメリットがあります。
こちらも、2〜3年先、どのようなダイヤになっているか見るのが楽しみです。