列車ダイヤについて -- 2ー41 今回のダイヤ改正で速くなった列車
2022年2月10日
2ー41 今回のダイヤ改正で速くなった列車
今回のコラムは、列車ダイヤに関連する話題です。
昨年12月JR東海から、2022年3月12日のダイヤ改正の概要が発表されました。
それによると、
”早朝・夜間の「のぞみ」30本(定期13本・臨時17本)を速達化します。東京
6~7時台・20~22時台に発車する下り列車16本と、8~9時台・21時~23時台に
到着する上り列車14本の所要時間を短縮し、東京~新大阪間では最大6分短縮します。” (発表資料からの引用)ということです。
今回のコラムでは、最大6分の短縮などで、東京~新大阪間、2時間24分での運転となった列車のうちの、
早朝の6本の列車(下り3本・上り3本) について、考察します。
まず、下り列車ですが、次の3本は、2時間24分での運転になりました。
「のぞみ1号」は、東京~新大阪間、2時間22分なので、2時間24分での運転自体には、それほど大きな問題はなさそうです。
途中で追い越す列車と、どのようにダイヤを調整するかが、課題になりそうです。
東京発、6時42分の「のぞみ201号」の新大阪到着が、9時12分から9時6分になりました。
「のぞみ277号」は、東京発、6時48分、新大阪到着が、9時15分から、
東京発、6時45分、新大阪到着が、9時9分になりました。
東京発、6時51分の「のぞみ7号」の新大阪到着が、9時21分から9時15分になりました。
これらの列車は、東京~新大阪間で、「こだま701号」「こだま767号」「ひかり631号」の3本の列車を追い越します。
最初に、「こだま701号」を追い越す所ですが、「こだま701号」の東京発が、6時33分から、6時30分になり、
3分早くなっています。
そして、改正前は、3本の「のぞみ」がそれぞれ、三島、新富士、静岡で追い越していました。
2021年3月13日のダイヤ
それが、改正後は、「のぞみ201号」と 「のぞみ277号」が、三島、「のぞみ7号」が新富士で追い越しています。
2022年3月12日のダイヤ
続いて、「こだま767号」を追い越す所ですが、「こだま767号」は、三島発の時刻も新大阪到着の時刻も、
変更はありません。途中の駅の時刻には少し変更があります。
そして、改正前も、改正後も、「のぞみ201号」と 「のぞみ277号」が、豊橋、「のぞみ7号」が三河安城で追い越しています。
しかし、それらの駅での、「こだま767号」の時刻が早くなっています。
2021年3月13日のダイヤ
2022年3月12日のダイヤ
最後に、「ひかり631号」を追い越す所ですが、「ひかり631号」の東京発が、6時27分から、6時21分になり、
6分早くなっています。
そして、改正前も、改正後も、「のぞみ201号」と 「のぞみ277号」が、岐阜羽島、「のぞみ7号」が米原で追い越しています。
しかし、それらの駅での、「ひかり631号」の時刻がおよそ6分早くなっています。
2021年3月13日のダイヤ
2022年3月12日のダイヤ
そして、早朝には、もう一本注目の列車があります。「のぞみ123号」です。
東京駅発が、6時21分から、6時24分になり、新大阪の時刻は変化無しで、2時間27分運転から2時間24分運転になりました。
改正前は、東京駅発、6時24分に、東京から、浜松工場に点検のために回送する列車が設定されていました。
この回送列車も、注目の列車です。なぜなら、浜松駅を通り過ぎたあたりで、上り本線を平面交差で渡り、山側にある入れ替え線に入ります。
そして、スイッチバックして、16号車を先頭にして、浜松工場に入場します。
入れ替え線に入る時は減速していますから、下り線にも上り線にも余裕が必要です。
浜松工場への回送列車が、6時27分発になるのか、「のぞみ123号」の運転がない日に運転することになるのか、
他の時刻になるのか、ダイヤ改正後に観察に行く予定です。
続いて、上り列車ですが、次の3本は、2時間24分での運転になりました。
新大阪発、6時33分(姫路発6時)の「のぞみ82号」の東京到着が、9時から8時57分になりました。
「のぞみ272号」は、新大阪発、6時30分、東京到着が、8時57分から、
新大阪発、6時36分、東京到着が、9時になりました。
「のぞみ274号」は、新大阪発、6時45分、東京到着が、9時15分から、
新大阪発、6時42分、東京到着が、9時6分になりました。
「のぞみ82号」と「のぞみ272号」は、新大阪〜東京間で、
「ひかり634号」「こだま700号」「こだま820号」の3本の列車を追い越します。
「のぞみ274号」は、新大阪〜東京間で、
「ひかり634号」「こだま700号」の2本の列車を追い越します。
改正前は、「のぞみ82号」と、「のぞみ272号」が、「ひかり634号」を、浜松で追い越していました。
「のぞみ274号」の、「ひかり634号」の追い越しはありませんでした。
「のぞみ82号」と、「のぞみ272号」が、「こだま700号」を、新富士で追い越していました。
「のぞみ274号」が、「こだま700号」を、小田原で追い越していました。
2021年3月13日のダイヤ
2021年3月13日のダイヤ
改正後も、「のぞみ82号」と、「のぞみ272号」が、「ひかり634号」を、浜松で追い越しています。
「ひかり」は停車駅が限られるので、浜松駅で追い越すのも時刻もほとんど変わっていないのですが、
「のぞみ82号」と、「のぞみ272号」の順番が変わっています。
また、
「のぞみ82号」と、「のぞみ272号」が、「こだま700号」を、静岡で追い越しています。
「のぞみ274号」は、「こだま700号」を、新富士で追い越しています。
2022年3月12日のダイヤ
「こだま700号」は、改正前も改正後も、名古屋発、6時46分です。そして、静岡到着までは、
あまり変化がありません。改正前は、静岡では退避無しでしたが、改正後は、
「のぞみ82号」と、「のぞみ272号」を退避します。しかも8分停車します。
そして、東京到着が、9時21分から9時30分になっています。
名古屋から東京まで、「こだま」は基本2時間40分での運転です。
「こだま700号」は、改正前は、2時間35分での運転でしたが、改正後は、2時間44分での運転になりました。
名古屋から東京まで、「こだま」を利用する人は極少数でしょうから、運転時間が延びてもほとんど
問題はありません。
ただ、早朝・深夜に、昼間より速い列車はあっても、遅い列車は、東海道新幹線では希少です。
そういう観点では、注目の列車です。