列車ダイヤについて --  2−40 東京駅のダイヤについて考える

                                      2021年9月10日  

  2−40 東京駅のダイヤについて考える  

   今回のコラムは、列車ダイヤに関連する話題です。
   
   通常、列車ダイヤに関連するコラムは、ダイヤ変更を話題にしたり、それに関連して、駅のホームで観察した事を
   話題にします。しかし、来年のダイヤ改正はまだ先です。コロナ感染症の影響で出歩いていません。
   2020年3月のダイヤ改正時の、東京駅のダイヤについて考えてみたというのが、今回のコラムです。
   そんな古いことを考えて意味があるのかについては、考えていません(??)
   
   東京駅のホームでは、15分列車が居て発車し、6分後列車が到着する、
   その列車が、15分列車が居て発車し、6分後列車が到着する、
   そしてその列車が15分列車が居て発車し、3分後列車が到着する、
   すなわち、21分 21分 18分で1時間というパターンがよく見られます。
   (厳密には、列車は15分15秒居て、それぞれ、5分45秒後、2分45秒後に列車が到着します。)
   例えば、54分に到着する広島発の「のぞみ」は、9分15秒発の博多行の「のぞみ」として折り返します。
 15分に到着する博多発の「のぞみ」は、30分15秒発の博多行の「のぞみ」として折り返します。
 そして、36分に到着する博多発の「のぞみ」は、51分15秒発の広島行の「のぞみ」として折り返します。
 
 例えば16番線で、
  14時54分着ののぞみ106号が15時9分発ののぞみ43号になり、
  15時15分着ののぞみ20号が15時30分発ののぞみ45号になり、
  15時36分着ののぞみ22号が15時51分発ののぞみ97号になります。
  
  2019年度までは、16分45秒列車が居て発車し、3分15秒後に列車が到着していました。
  合計20分のパターンが3回あって、1時間でした。
  
  2020年度から、列車の運転間隔が、3分15秒から3分になりました。
  60分は3で割ることができるので、20本の列車のうち、4本は回送に使われるので、16本の
  営業列車が設定できます。三島行のこだまは、回送列車の時刻を使って運転されることがあり、
  1時間に最大17本の列車が設定されています。
  
  しかし、20分は3で割ることができません。18分か21分にする必要があります。
  この21分を、15分列車が居て発車し、6分後列車が到着するではなく、
  18分列車が居て発車し、3分後列車が到着するに変更したてはダメなのかについて、考えてみました。
  
  ホームでの清掃作業の観点からは、18分列車が居て発車し、3分後列車が到着することに優位性ああります。
  通常の工場の組立作業では、次の作業までに6分間の間隔をとることに意味があります。
  しかし、東京駅の場合、例えば、15時9分発ののぞみ43号の発車が遅れた場合、15時12分に18番線に到着
  するひかり650号が遅れる恐れがあるので、次の作業の開始までに6分間の間隔をとっていても、やはり開始が
  遅れる恐れがあります。
  
  それに対して、18分列車が居て発車し、3分後列車が到着することにすれば、
  列車の到着が遅れても、作業時間自体に3分間の余裕があるので、予定道りに終了することができます。
  
  それでは、15時15分着ののぞみ20号を15時12分到着にするかというと、
  それは出来ません。このコラムによく出てくる、「列車ダイヤは左右対象」でなくなってしまいます。
  
  15時12分到着のひかり650号を16番線にして、15時30分発ののぞみ45号で折り返し、
  15時15分着ののぞみ20号を、15時33分のひかり649号で折り返します。
  問題なさそうです。
  
  15時33分着ののぞみ142号が15時51分発ののぞみ97号で折り返し、
  15時36分着ののぞみ22号が15時54分発ののぞみ405号になります。
  
  この「すじ」は良くありません。のぞみ405号の運転頻度が低いので、
  定期列車ののぞみ22号が、多くの日回送になります。
  のぞみ142号が、15時47分発ののぞみ403号か、のぞみ405号になり、
  のぞみ403号と、のぞみ405号両方運転する日は、回送列車がのぞみ405号
  になるという実際の「すじ」のほうが、はるかに良いです。
  
  15時12分到着のひかり650号を16番線にして、15時30分発ののぞみ45号で折り返し、
  15時15分着ののぞみ20号を、15時33分のひかり649号で折り返します。
  この部分に限ると問題なさそうですが、そうすると、15時27分発のこだま737号になる列車が
  なくなります。
  
  結局、18分列車が居て発車し、3分後列車が到着するというのは、成り立たず、
  15分列車が居て発車し、6分後列車が到着する現行の形でなければならないということになります。
  
  実際、2021年度の現在のダイヤでは、昼間は、15分列車が居て折り返すパターンが圧倒的に多いですが、
  18分列車が居て折り返すパターンが、全く無いというわけではありません。
  例えば、11時51分着ののぞみ306号が12時9分発ののぞみ31号になり、
  11時54分着ののぞみ98号は回送になります。一度見た時は、のぞみ98号は、G編成で、
  のぞみ31号は、F編成だったので、車両を取り替えるためにこのようなダイヤになっているのかもしれません。
  
  将来、例えば大阪万博の時に、大幅に列車の増発が必要になり、
  臨時列車の一部が、ほとんど毎日運転されるようなことになれば、
  18分列車が居て発車し、3分後列車が到着するというパターンがもっと多く見られるかもしれません。
  
  コロナ禍で、乗客数が減少する中で、駅での停車時間を秒単位で短くし、少しゆっくり走ることで、
  省エネを実現している鉄道会社があります。公表される時刻表にも現れないような、
  細かなことに注目して、コラムを続けていこうと思います。