列車ダイヤについて -- 2−36 2021年3月のダイヤ改正について
2020年12月18日
2−36 2021年3月のダイヤ改正について
ひさしぶりに、列車ダイヤに関連する話題です。
12月18日、2021年3月13日に実施される、ダイヤ改正について、
各社から発表がありました。東海道山陽新幹線のダイヤ改正については、JR東海とJR西日本のニュースリリースに
記述されています。
岡山行と姫路行の最終列車の東京発の時刻が、3分繰り下がるなど、正常進化のダイヤ改正です。
広島発の始発列車の東京到着も、6分早くなります。
2020年3月に、「のぞみ12本ダイヤ」をベースとする大規模なダイヤ改正が行われ、
東京オリンピック・パラリンピックが開催されることを想定して、必要な本数の列車を設定しました。
今回のダイヤ改正が小規模なのは、想定どうりです。
2020年7月から、N700Sの車両による列車が運行を始めています。
早朝・深夜に、N700Sの車両を使用する専用のダイヤが設定されるかどうかが、関心事のひとつでしたが、
専用のダイヤは設定されませんでした。すべての列車を共通の車両で運転するという、
JR東海の基本方針にそったダイヤです。
N700Sの車両を使用する専用ダイヤの設定がなかったということで、
今までに、行われるかも知れないと思ったけれど、実際は行われなかったことを
ふたつとりあげます。
ひとつは、N700Sの車両の、座席の向きを一斉に転換する装置です。
北陸新幹線の、E7系の列車にはついています。東京駅で、一列づつ交互に向きが変わっていくのを
見ると楽しくなります。E7系の列車は、12分で折り返す列車によく使われているようです。
東海道新幹線は、以前は、17分で折り返しており、車内の清掃は、12分で行っていました。
現在は、15分で折り返しており、車内の清掃は、10分で行っています。
N700Sの車両に、座席の向きを一斉に転換する装置をつけて、車内の清掃を、10分で行こなう
列車に投入するのかと思いましたが、そうではありませんでした。
もうひとつは、品川止まりの列車です。
東海道新幹線の上りの最終列車は、「のぞみ64号」で東京駅に、23時45分に到着したあと、
大井の車庫に回送します。
品川止まりにして、駅構内の引き上げ線に移動することにすれば、もし、品川着23時59分とすると、
「のぞみ64号」より、20分遅い列車を設定することができます。
飛行機は、騒音対策で、夜遅く飛べない空港があるので、
広島発や新大阪発の最終列車の時刻を遅くすることは重要です。
しかし、2021年のダイヤ改正で、首都圏の列車の最終列車の時刻が早くなったので、
東海道新幹線の最終列車が今より遅くなることはなさそうです。
品川始発の、「のぞみ79号」は、駅構内の引き上げ線に停まっています。
しかし、ホームに滞泊することもできそうです。
品川駅の3本の引き上げ線が、本当に必要なのか、どうしても細かなことだけが気になります。
広さは、仮に長さが450m 幅が12mだとすると、5,400平方メートルになります。
仮に、100平方メートルの店を並べていくと、1階で、54店設置できるので、かなりの広さです。
駅に非常に近いので、何かに使えないのかと思います。
それからもうひとつ(本当に、これが最後です。)
九州新幹線西九州ルートについては、フリーゲージトレイン(軌間可変電車)の導入は行わないことになり、
武雄温泉~長崎間の2022年開業予定もすでに決まっています。
しかし、武雄温泉~長崎間の速度を、200km/h程度に押さえて、
フリーゲージトレイン(軌間可変電車)の導入が結構良かったのではないかと思います。
あるいは、ミニ新幹線方式も考えられます。
武雄温泉~長崎間の時間が短くなるのは、最高速度が速くなることより、
ルートが直線になる効果が大きいようです。博多を出発した、九州新幹線の列車は、
博多南線の列車と同じ、120km/hでしばらく走ります。
博多総合車両所の横を通過したあたりから加速しますが、筑紫トンネルに向けての
上り勾配であまり速度がでません。そして長崎行の列車が新鳥栖の駅で分岐するために
減速するとすると、博多から新鳥栖まであまり速度がでません。
武雄温泉~長崎間は、およそ66kmなので、260km/hで走っても200km/hで
走ってもそれほど時間はかわりません。
ミニ新幹線方式は、新鳥栖〜武雄温泉間を、標準軌の軌道(単線)と狭軌の軌道(単線)に変換
するというものです。肥前山口〜武雄温泉間は現在単線なので、標準軌の軌道(単線)を新設します。
ミニ新幹線の列車は、300km/h走行可能なので、長崎〜新大阪間の直通列車も可能になります。
一旦決まると、この道しかないとなるのではなく、今からでも
武雄温泉駅での乗り換えが固定化される可能性も含めて、
武雄温泉~長崎間を走る列車の全般検査の費用なども考慮に入れて、
再度、フリーゲージトレイン(軌間可変電車)導入の可能性を検討しても
良いのではないかと思います。