列車ダイヤについて -- 2-34 列車ダイヤは左右非対称?? -- 新横浜駅
2020年4月10日
2-34 列車ダイヤは左右非対称?? -- 新横浜駅
小田原・熱海・三島の間も、熱海に退避設備がないことで、ダイヤ作成上の制約になります。
今回のコラムは、新横浜駅の上り列車のダイヤに注目して小田原・熱海・三島の間の話題を取り上げます。
新横浜駅の下りの時刻表を見ると、基本的に発車時刻が
博多行の、東京発30分ののぞみが、48分、新大阪行のひかりが、51分です。
一方、上りの時刻表をみると、
11時台は、新大阪発のひかりが55分、それに続く博多発ののぞみが、57分
12時台は、新大阪発のひかりが54分、それに続く博多発ののぞみが、58分
というように、一時間おきに、微妙に変わります。
毎時の時刻が同じが、基本です。デコレーションで少し変えて見ようかということはなく、
上りの時刻のように変わるのは、どうしても変えなければならない事情があるからです。
そして、使用するホームも、下りは、東京発30分ののぞみが4番線、48分、新大阪行のひかりが3番線ですが、
上りは、55分の新大阪発のひかりが2番線、それに続く57分の博多発ののぞみが1番線、
54分の新大阪発のひかりが1番線、それに続く58分の博多発ののぞみが2番線、というように
一時間おきに、微妙に変わります。
前回のコラム、2-33 箱根の山は天下の剣?? と同じ順番で、上り列車の時刻を見てゆきます。
熱海駅に退避設備がない事に注目して、15時台の小田原・熱海・三島の間の上り列車のダイヤを見てみます。
15時台の小田原・熱海・三島の間のダイヤ
新横浜駅と東京駅での列車に時刻をまとめます。(新横浜駅は発車時刻です。)
新横浜駅 東京駅
1 のぞみ146号 15:15:15 15:33:00
2 のぞみ22号 15:17:45 15:36:00
3 ひかり508号 15:25:15 15:42:00
4 のぞみ364号 15:27:45 15:45:00
5 こだま724号 15:30:30 15:48:00
小田原・熱海・三島の間も、ダイヤ作成上の制約になるという時、具体的に制約になるのは、
こだま724号をのぞみ22号が三島駅で追い越した後、こだま724号をひかり508号が小田原駅で
追い越すまでに、こだま724号が三島駅から小田原駅まで走ることが出来るかどうかです。
のぞみ22号とひかり508号は、東京駅に到着する時点では、6分0秒間隔ですが、
新横浜駅を出発する時点では、7分30秒間隔です。
小田原・熱海・三島の間の、ダイヤ作成上の制約のため、のぞみ22号とひかり508号の間隔を広げているようです。
前回のコラムの例と比較して、新横浜駅での列車の間隔を表示すると、
下りの場合: 3分 2分45秒 7分30秒 2分30秒 です。
上りの場合: 2分30秒 7分30秒 2分30秒 2分45秒 です。
完全に左右対称というわけではありませんが、制約になるひかりとのぞみの間隔は、
どちらも7分30秒です。
30分後の小田原・熱海・三島の間のダイヤを見てみます。
新横浜駅と東京駅での列車に時刻をまとめます。(新横浜駅は発車時刻です。)
新横浜駅 東京駅
1 のぞみ148号 15:46:00 16:03:00
2 のぞみ372号 15:48:30 16:06:00
3 ひかり652号 15:55:15 16:12:00
4 のぞみ24号 15:57:45 16:15:00
5 こだま726号 16:00:45 16:18:00
のぞみ372号とひかり652号は、東京駅に到着する時点では、6分0秒間隔ですが、
新横浜駅を出発する時点では、6分45秒間隔です。
前回のコラムの例と比較して、新横浜駅での列車の間隔を表示すると、
下りの場合: 3分 2分45秒 6分30秒 2分30秒 です。
上りの場合: 2分30秒 6分45秒 2分30秒 3分 です。
ひかり652号は豊橋停車ですが、新大阪発のひかりには小田原停車のものがあります。
ひかり650号の場合は、、具体的に制約になるのは、こだま722号をひかり650号が三島駅で追い越した後、
こだま722号をのぞみ24号が小田原駅で追い越すまでに、
こだま722号が三島駅から小田原駅まで走ることが出来るかどうかです。
新横浜駅と東京駅での列車に時刻をまとめます。(新横浜駅は発車時刻です。)
新横浜駅 東京駅
1 のぞみ144号 14:46:00 15:03:00
2 のぞみ356号 14:48:30 15:06:00
3 ひかり650号 14:54:45 15:12:00
4 のぞみ20号 15:58:15 15:15:00
5 こだま722号 15:00:45 15:18:00
ひかり650号とのぞみ20号は、東京駅に到着する時点では、3分0秒間隔ですが、
新横浜駅を出発する時点では、3分30秒間隔です。
前回のコラムの例と比較して、新横浜駅での列車の間隔を表示すると、
下りの場合: 3分 2分45秒 6分30秒 2分30秒 です。
上りの場合: 2分30秒 6分15秒 3分30秒 2分30秒 です。
小田原・熱海・三島間の、ダイヤ作成上の制約を議論するのなら、
本来は、小田原駅と三島駅で通過する列車の時刻を観察して議論すべきですが、
ここでは新横浜駅の時刻を使って議論しています。やや曖昧な部分はあります。
しかし、新横浜駅での時刻での議論として、
ひかりが豊橋停車の時、制約となる列車の間隔が、上りのほうが15秒長く、
小田原停車の時、制約となる列車の間隔が、上りのほうが45秒長くなっています。
下り勾配があるなどの理由で、上り列車のほうが、こだまの前後の列車間隔を広くする必要があり、
ひかりが小田原停車の時のほうが、より顕著にこだまの前後の列車間隔を広くする必要があるといえそうです。
ただし、下り勾配があるなどの理由で、上り列車のほうが、こだまの前後の列車間隔を広くする必要がある
というのは、あくまで筆者の推測です。
下り列車の三島より先のダイヤをみると、制約を通り過ぎた後の列車の間隔が広くなっている可能性
はあります。名古屋まで停車駅がないので、確認できません。
今年の7月から、運転を始める、N700S には、バッテリーが積んであります。
そのうちに、回生ブレーキのエネルギーをバッテリーに充電する機能が追加されて、
非常ブレーキの際の停止距離が短くなるかもしれません。
例えば、新大阪行のひかりがN700Sになった時点で、上り列車の場合の後続ののぞみとの間隔が
短くなるなど、変化が見られるかもしれません。
気の長い話ですが、毎年ダイヤを眺めていると、何かわかってくるかもしれません。