列車ダイヤについて --  2-33 箱根の山は天下の剣??

                                      2020年4月10日  

  2-33 箱根の山は天下の剣??  

 2020年3月14日のダイヤ改正で、「のぞみ12本ダイヤ」がスタートしました。

 今回のタイトルの「箱根の山は天下の剣」ですが、東海道新幹線が
 箱根登山鉄道のように、急勾配を登ったり、スイッチバックするということではありません。

 東京駅が東海道新幹線のボトルネックだと言われることが有ります。
 しかしそれ以外にも、小田原・熱海・三島の間も、熱海に退避設備がないことで、ダイヤ作成上の制約になります。
 今回のコラムは、新横浜駅のダイヤに注目して小田原・熱海・三島の間の話題を取り上げます。
 
 東海道新幹線の列車は、東京駅を出発する時点では、3分間隔になっています。(一部6分間隔になる部分はあります。)
 しかし、新横浜駅では、3分間隔から変化しています。

 熱海駅に退避設備がない事に注目して、13時頃の小田原・熱海・三島の間のダイヤを見てみます。
14時台の小田原・熱海・三島の間のダイヤ

 東京駅と新横浜駅での列車に時刻をまとめます。(いずれも発車時刻です。)
                                          東京駅   新横浜駅   
                      1  こだま723号 11:57:15    12:15:45  
                      2  のぞみ227号 12:00:15    12:18:45  
                      3  ひかり511号 12:03:15    12:21:30 
                      4  のぞみ31号  12:09:15    12:29:00 
                      5  のぞみ157号  12:12:15    12:31:30  

 小田原・熱海・三島の間も、ダイヤ作成上の制約になるという時、具体的に制約になるのは、
 こだま723号をひかり511号が小田原駅で追い越した後、こだま723号をのぞみ31号が三島駅で
 追い越すまでに、こだま723号が小田原駅から三島駅まで走ることが出来るかどうかです。

 ひかり511号とのぞみ31号は、東京駅を出発する時点では、6分0秒間隔ですが、
 新横浜駅を出発する時点では、7分30秒間隔です。
 小田原・熱海・三島の間の、ダイヤ作成上の制約のため、ひかり511号とのぞみ31号の間隔を広げているようです。 
  30分後の小田原・熱海・三島の間のダイヤを見てみます。

 東京駅と新横浜駅での列車に時刻をまとめます。(いずれも発車時刻です。)
                                          東京駅   新横浜駅   
                      1  こだま725号 12:27:15    12:45:45  
                      2  のぞみ33号   12:30:15    12:48:45  
                      3  ひかり643号 12:33:15    12:51:30 
                      4  のぞみ353号 12:39:15    12:58:00 
                      5  のぞみ159号  12:42:15    13:00:30

  ひかり643号とのぞみ353号は、東京駅を出発する時点では、6分0秒間隔ですが、
 新横浜駅を出発する時点では、6分30秒間隔です。   

 ひかり643号は豊橋停車ですが、新大阪行のひかりには小田原停車のものがあります。
ひかり645号が小田原停車の場合の小田原・熱海・三島の間のダイヤ
 この場合は、、具体的に制約になるのは、こだま729号をのぞみ37号が小田原駅で追い越した後、
 こだま729号をひかり645号が三島駅で追い越すまでに、
 こだま729号が小田原駅から三島駅まで走ることが出来るかどうかです。 
 
 東京駅と新横浜駅での列車に時刻をまとめます。(いずれも発車時刻です。)
                                          東京駅   新横浜駅   
                      1  こだま729号 13:27:15    13:45:45  
                      2  のぞみ37号   13:30:15    13:48:45  
                      3  ひかり645号 13:33:15    13:51:30 
                      4  のぞみ369号 13:39:15    13:58:00 
                      5  のぞみ163号  13:42:15    14:00:30

  新大阪行のひかりが豊橋停車でも小田原停車でも、新横浜駅での発車時刻は変わりません。

 最初の例では、ひかり511号とのぞみ31号は、新横浜駅を出発する時点では、7分30秒間隔です。
 それに対して、 ひかり643号とのぞみ353号は、新横浜駅を出発する時点では、6分30秒間隔です。 
 なぜ1分違うのでしょうか。

 岡山行のひかりは熱海に停まることがあります。
 
ひかり507号が熱海に停車する場合の小田原・熱海・三島の間のダイヤ
  このように岡山行のひかりが熱海や三島に停まる場合にも対応できるように、ひかりが岡山行の場合には、
 後続ののぞみとの間隔を7分30秒にしているようです。

 このダイヤに登場する、のぞみ23号ですが、新横浜の3番線に停まります。
 のぞみ33号など、東京駅を9分に発車する博多行ののぞみは新横浜駅の4番線に停まります。
 のぞみ23号は、新横浜の3番線に停まります。 これは、小田原・熱海・三島の間の制約とは無関係です。

 SNSでも話題になっていると思いますが、ドクターイエローのダイヤがかわりました。
 こだま検測(副本線検測)は東京駅を10時12分に発車します。
 新横浜発が10時31分で、のぞみ149号と同じです。
 副本線検測の場合、新横浜駅は4番線です。そこで、のぞみ149号も4番線にします。
 そのため、一本前ののぞみ23号は3番線になります。

 ドクターイエローのこだま検測(副本線検測)が行われるのは、月に一回程度でしょうが、
 定期列車は、一年中3番線を使用します。