列車ダイヤについて -- 2-28 2020年、のぞみが1時間に12本になります!! その2

                                      2019年5月8日  

 2-28 2020年、のぞみが1時間に12本になります!!  その2   

 今回のコラムは、前回の「2-27 2020年、のぞみが1時間に12本になります!!   その1 」
 からの続きで、内容はすべて筆者の予測によるものです。

 内容は、「ほぼ、白紙改正ダイヤ」といえるものです。
 前回の「のぞみ超連続ダイヤ」では、5本の連続したのぞみを、
 三島から米原の間は、列車の間隔を調整して、2本と3本にわけるというものでした。

 それなら、はじめから2分30秒間隔にしたらどうなるかというのが、今回のコラムです。
 
 現在は、東海道新幹線は、3分間隔(10分で3本)です。1時間で、18本の列車を設定できます。
 三島行などのこだまは実際は1時間に1本しか設定されないので、最大17本の列車が設定されます。

 もし、2分30秒間隔にしたら、10分で4本、1時間で24本の列車を設定できます。
 0分、2分30秒、5分0秒に3本ののぞみを設定し、7分45秒にはこだまを設定します。
 こだまが停まると、3本ののぞみが追い越してゆき、次の駅で、5分後(10分)に出発したのぞみから3本の
 のぞみが追い越していくイメージです。
 小田原でこだまを追い越す列車と三島でこだまを追い越す列車は5分間隔は無理なので、のぞみを3本設定できない
 ところが1時間に2本あります。さらに、三島行などのこだまは実際は1時間に1本しか設定されないので、
 最大21本の列車が設定されます。

 現在は、東京駅で、ひとつのホームを、20分ごとに1時間に3本の列車が使用していますが、
 このダイヤでは、15分ごとに1時間に4本の列車が使用する必要があります。
 東海道新幹線のホームでも、東北新幹線のホームのような「7 minutes story」の車内清掃が必要になります。 
 
 ダイヤをつくると具体的には、次の図のようになります。
 
2020年のダイヤ、予測その 2 
 今回の予測が前回の予測より良い点は、
 まだ、列車を増発する余裕があるという点です。
 予測その 1 では、1時間に最大17本の列車を設定するのが限界ですが、
 予測その 2 では、21本まで、さらに4本の列車を追加することができます。

 では、どちらの予測がより実現可能性があるかというと、予測その 1だと思います。

 つまり、はじめ(東京駅)から列車を2分30秒間隔にするのは無理だと思うからです。

 東京駅に停まっている列車が、2.6km/h/sec の加速度で70km/h の速度まで加速するとします。
 そして、70km/h の速度を保ったまま、東京駅の先(有楽町駅側)にあるポイントを通過するとすると、
 ポイントを通過するまで、およそ1分必要です。列車がホームを離れるまでにおよそ30秒必要で、
 そこからポイントを通過するまでにさらに30秒必要です。

 ポイントを通過するまで、上り列車は待っている必要があります。
 仮に、上り列車がポイントに入線できてホームで完全に停車するまでも、同じように1分必要だとします。

 3分15秒の間隔で運転している時、下り列車がポイントを通過してから、上り列車がポイントを通過し始める
 までの時間は、3分15秒 ー 1分 ー1分で 1分15秒です。

 東京駅の自由席付近のホーム(有楽町駅側)で観察した時の印象では、
 まず、上り列車は、先頭(16号車)がホームに入ってきてからで完全に停車するまで、1分近く必要なので、
 ポイントに入線できてホームで完全に停車するまで1分以必要です。これを1分30秒必要だとすると、
 
 下り列車がポイントを通過してから、上り列車がポイントを通過し始める
 までの時間は、1分15秒ではなくて45秒になります。

 それなら、ホームからポイントまでの距離を短くすれば良いと思われるかもしれませんが、それは逆効果です。
 上り列車の先頭(16号車)がホームに入ってきて減速し始める以前に、完全にポイントを通過していないと、
 下り列車の進路設定が可能になるのが遅れます。
 現在の、ホームからポイントまでの間に列車が完全に入るほどの距離を保っているほうが優れています。

 つまり、下り列車がポイントを通過してから、上り列車がポイントを通過し始める
 までの時間45秒から、3分15秒間隔運転から2分30秒間隔運転にするために、さらに45秒削減することは、
 扉を閉めてからの安全確認の時間や、列車がホームに止まってからの、停止位置の確認や、安全確認などの時間を考えると
 不可能だと思われるからです。

 もし、東海道新幹線の列車が走っている様子を、鳥になって眺められるとすると、
 列車の間隔(距離)が長いので、通勤電車などより、列車の間隔が長いように見えます。
 しかし、ダイヤを考える上での、列車の間隔は、一つの点で眺めていて、ある列車が通過してから、次の列車が通過するまでの 
  時間です。列車が高速で通過しているなら、次の列車までの距離が長くても、すぐに列車がやってきます。

 それに対して、東京駅の手前にいる上り列車の先頭から、ポイントを通過していく下り列車を眺めたとします。
 16両編成の新幹線の列車は、400mの長さです。26両連結の貨物列車が機関車を含めて、540m位の長さですから、
 16両編成の新幹線の列車は、相当長い貨物列車と同じ位の長さです。

 ポイントを通過していく列車はゆっくり走っていますから、ATCの技術とか、ブレーキシステムの技術と関係なく、
 通過するまで待っているしかありません。

 列車の編成の長さが、100m位の列車が、2分間隔や1分40秒間隔で走っていても、同じことが16両編成の新幹線で
 出来るわけではありません。

 予測その 3 ふたつの(?)予測をしてみるはずだったのですが、なぜか予測その 3です。
 
 予測その 1も予測その 2も当たらないのではないかと思います。
 根拠は、過去にその時点での将来のダイヤを予測して、ほとんど当たらなかったからです。
 それならなぜ将来のダイヤを予測するのかというと、予測してから、実際のダイヤを見るほうが楽しいからです。 
 このコラムを書いているのは、2019年5月8日、GW明けです。
 クリスマスの頃になると、2020年3月にどのようなダイヤになるかが、相当確実にわかると予想します。
 最後のこの予測は、当たるのではないかと思います。