列車ダイヤについて -- 2-27 2020年、のぞみが1時間に12本になります!! その1

                                      2019年5月8日  

 2-27 2020年、のぞみが1時間に12本になります!!   その1  


  「2020年春に予定しているN700Aタイプへの車種統一に伴う全列車の最高速度285km/h化に合わせ、
   各種設備の改良に取り組むことでダイヤを刷新して「のぞみ12本ダイヤ」を実現し、東海道新幹線の利便性を大きく向上させます。」

   この部分は、JR東海が、2019年4月18日に発表した、東海道新幹線のさらなる輸送サービスの充実について
  の中から、抜粋したものです。

 今回のコラムのここから先の部分は、すべて筆者の予測によるものです。

  現在は、「のぞみ10本ダイヤ」ですから、あと2本のぞみをねじこむ必要があります。
 どこにどのように、ねじこむのでしょうか。

  あくまで、筆者の予測による可能性のひとつとして、ふたつの(?)予測をしてみたいと思います。

 予測その 1

  現在のダイヤに、さらに東京発で、17分と43分にのぞみを新設します。
 そうすると、のぞみが5本連続することになります。とても不可能に思えますが、そこに作戦があります。
 三島から米原の間は、列車の間隔を調整して、2本と3本にわけます。
 次の表の列車2と5を45秒早くし、列車3を45秒遅くします。

 どのようにするかというと、次の表のようになります。

   列車        1      2        3          4        5
 東京駅発車時点
  列車間の間隔        3分15秒   3分30秒    3分15秒   3分15秒 
 列車1からの間隔    0 3分15秒   6分45秒    10分0秒   13分15秒 
 
 東京駅発車時点
  列車間の間隔        2分30秒   5分0秒     2分30秒   2分30秒
 列車1からの間隔    0 2分30秒   7分30秒    10分0秒   12分30秒


 ダイヤをつくると具体的には、次の図のようになります。
 
2020年のダイヤ、予測その 1の1 
  のぞみの所要時間(東京駅~新大阪駅間)は、23分発と30分発の2本が、2時間30分で、他の
 10本は2時間27分になります。
  のぞみのバランスだけ言えば、東京発で7分に追加するほうがよさそうですが、56分発のこだまがあるので、
 こだまが小田原で、のぞみと岡山行のひかりを退避して、三島で10分発の博多行ののぞみを退避することを考えると、
 ここは7分間隔をとる必要があるので、東京発で7分に追加することはできません。

 のぞみの列車2と列車3の間隔が5分というのは、どのような感じかというと、
 例えば、浜松駅で、こだまがのぞみを2本退避して、1分後に発車すると、その3分後にひかりが到着して、
 その1分後から3本ののぞみを退避することになります。
 あるいは、豊橋駅で、こだまがのぞみを3本退避します。
 こだまが到着後、1分で最初ののぞみが通過して、2分30秒づつの間隔で、2本目3本目ののぞみが通過して、
 それから、1分してこだまが出発します。
 こだまが停まっている時間は7分間です。待ち時間で考えれば許容範囲だと思います。

  基本的に、5分間隔でのぞみが通過してこだまが退避できるのかという疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
 技術的データーがないので、わからないということになりますが、今年の、2019年のダイヤにヒントはあります。

  まず、2018年のダイヤを示します。
2018年のダイヤ 
  次に2019年のダイヤを示します。
2019年のダイヤ 
 2019年、どこが変わったかというと、10分ののぞみの2時間27分運転や、40分ののぞみの2時間30分運転ですが、
 今、注目するのは、30分発の、のぞみと33分発の、新大阪行のひかりです。豊橋停車の場合を描いています。
 2018年のダイヤでは、2本とも掛川でこだまを追い越しています。 静岡はこだまは停車で退避なしです。
 2019年のダイヤでは、のぞみが静岡でこだまを追い越し、ひかりは掛川でこだまを追い越しています。

 なお、豊橋では停車しますが、退避はしません。もし豊橋に停まらなかったら、どうなるかが、イメージできるように
 このような描き方をしています。

 東京を3分間隔で出発した列車が、異なる駅でこだまを追い越しても、名古屋に3分間隔で到着できるということです。
 2019年のダイヤで特にここを変えなければならない理由はありません。2020年のダイヤを試しているのではないかと
 思われます。

 2020年の予想ダイヤでは、ひかりは小田原停車の場合も豊橋停車の場合も、掛川でこだまを追い越しています。
 小田原停車の場合、追いついて掛川でこだまを追い越し、豊橋付近はゆっくり走ると予測しています。
 岡山行のひかりが、熱海や三島に停まらない時と同じです。

 2020年のダイヤでは、一度列車の間隔を広げても、また追いついて元の間隔に戻ることができるのであろうと
 予測しました。
 
 ところで、このコラムを読んで頂いている方で、ひとつ疑問があり、その疑問がいつまでたっても解決しないと
 いう方がいらっしゃると思います。

 のぞみを2本ねじこんで、のぞみ12本ダイヤにはなっているが、1時間あたりの列車の数が16本で17本になっていない
 ということです。

 このダイヤに、例えば7分発の浜松行のこだまを追加することは不可能です。小田原で2本のぞみを退避した後、
 5分後に来る3本ののぞみを三島で退避することはできません。

 そこで、上に示したのは、連休初日の午前中に、のぞみ12本にする場合の基本パターンで、
 金曜日の夕方に、1時間あたりの列車の数を17本にするための変形パターンがあると予測します。 

 ダイヤをつくると具体的には、次の図のようになります。
 
2020年のダイヤ、予測その 1の2 
 表で示すと次のようになります。

   列車        1      2        3          4        5
 東京駅発車時点
  列車間の間隔        3分15秒   3分30秒    3分15秒   3分15秒 
 列車1からの間隔    0 3分15秒   6分45秒    10分0秒   13分15秒 
 
 東京駅発車時点
  列車間の間隔        2分30秒   7分15秒    2分30秒   2分30秒
 列車1からの間隔    0 2分30秒   9分45秒    12分15秒  14分45秒

 10分発ののぞみと30発ののぞみは20分間隔がありますから、
 列車1と列車5の間隔が14分45秒になっても問題ありません。

  そして、新大阪行のこだまが無くなっています。これは現在もこうなっています。
 岡山行のひかりの最終列車の後は、3分発のひかりも新大阪行になり、
 静岡・浜松・岐阜羽島・米原に停まります。そしてしばらく56分発のこだまも名古屋行になります。
 
 のぞみの所要時間(東京駅~新大阪駅間)は、基本パターンでは
 23分発と30分発の2本が、2時間30分で、他の10本は2時間27分でしたが、 
 変形パターンでは、
 10分、13分、40分発と43分発の4本が、2時間27分で、他の8本は2時間30分になります。

 予測その 1 は、「のぞみ超連続ダイヤ」でした。
 適当なネーミングですが、予想もその程度と思っていただいてかまいません。

 予測その 2 「ほぼ、白紙改正ダイヤ」も述べるつもりでしたが、予想に反してコラムが長くなったので、
 予測その 2は別のコラムで述べます。