列車ダイヤについて -- 2-24 こだま806号はなぜ遅いの?

                                      2019年3月16日  

 2-24 こだま806号はなぜ遅いの?   

  まず、朝の三島・小田原間の上り列車のダイヤを示します。
 
朝の三島・小田原間の上り列車のダイヤを示します。 
 こだま806号だけダイヤの傾きが、寝ているような気がします。
ダイヤグラムの場合、横軸が時間、縦軸が距離なので、ダイヤの傾きが寝ているというのは、
列車の速度が遅いことを意味します。

 早朝の上りのこだまがN700系になった時、一部の列車が速達化したので、
まわりの列車が速いからと思われるかもしれませんが、昼間の列車とくらべても遅いです。
三島〜熱海間で1分、熱海〜小田原間で1分程遅いようです。

 そして、はっきり違いがわかるのが、こだまの前後ののぞみの間隔です。

昼の三島・小田原間の上り列車のダイヤを示します。
 
昼の三島・小田原間の上り列車のダイヤを示します。 
 こだま以外の列車は、三島にも小田原にも停車しない場合について、話を進めますが、
こだま632号に注目して、こだま632号を三島で追い越すのぞみ108号の東京到着は、10時3分
こだま632号を小田原で追い越すひかり508号の東京到着は、10時10分、その差は7分です。
これが基本で圧倒的多数です。

 こだま810号に注目して、、こだま810号を三島で追い越すのぞみ208号の東京到着は、9時時33分
こだま810号を小田原で追い越すひかり506号の東京到着は、9時40分、この場合もその差は7分です。


 もう一度最初の図で、
まず、こだま706号に注目して、、こだま706号を三島で追い越すのぞみ92号の東京到着は、8時時16分
こだま706号を小田原で追い越すのぞみ200号の東京到着は、8時23分、この場合もその差は7分です。 

一方、こだま806号に注目して、、こだま806号を三島で追い越すのぞみ202号の東京到着は、8時時26分
こだま806号を小田原で追い越すひかり502号の東京到着は、8時40分、その差は14分です。

 3分の違いならともかく7分の違いとなると、何か原因があるに違いないということになります。
原因はわりと簡単に想像できます。ひかり502号は豊橋、浜松、静岡に停まります。
そして、のぞみ202号を浜松で退避します。ひかり502号は浜松でのぞみ202号を退避した後、静岡に停まるので、
のぞみ202号との間隔が開きます。つまりこだま806号が遅いのは、こだま806号に直接の原因があるのではなく、
三島と小田原で追い越していくほうの列車に原因があるということになります。

 そこで、細かなことが気になる方は、なぜひかり502号は、のぞみ202号を静岡ではなく浜松で退避するのかという
疑問がわきます。
昼の静岡駅付近の上り列車のダイヤを示します。
 
昼の静岡駅付近の上り列車のダイヤを示します。 
 こだま642号に注目して、、こだま642号を三島で追い越すのぞみ8号の東京到着は、12時時33分
こだま642号を小田原で追い越すひかり462号の東京到着は、12時40分、その差は7分です。 
 そして、ひかり462号はのぞみ8号を静岡で退避します。

ひかり502号を含む静岡駅付近の上り列車のダイヤを示します。
 
ひかり502号を含む静岡駅付近の上り列車のダイヤを示します。 
静岡始発のこだま708号があるため、ひかり502号は、静岡でのぞみ202号を退避することができません。

 このように、一部の列車だけ速い遅いというのは、山陽新幹線ではよく見られますが、東海道新幹線では少ないです。
乗り換え案内のソフトで、到着時刻から検索するので、乗車する列車が速くても遅くてもかまわないという人も
居ると思いますが、何分の列車に乗れば何分に目的地に到着するというのを覚えて、待ち合わせの時刻から逆算する人も
居ると思います。列車は、東海道新幹線のように、一部の例外を除いて、同じ時刻、同じ時間で走っているほうが
わかりやすくて便利だと思います。