列車ダイヤについて -- 2-21 岡山発着のこだまの時刻がかわりました

                                      2019年3月16日  

 2-21  岡山発着のこだまの時刻がかわりました 

  今回のコラムで、話題にするのも、山陽新幹線内の時刻変更です。
岡山発着のこだまの時刻が変わりました。
昼間の時間帯は、岡山〜博多間でこだまが運転され、新大阪〜岡山間は、東京〜岡山間のひかりが各駅停車のこだまの役割になります。

 岡山駅で、例えば相生から新倉敷に行きたい人が、岡山駅で、ひかりからこだまに乗り換えるには、
岡山駅に始発のこだまが停まっている状態で岡山着のひかりがとなりのホームに入っってくるということになります。


 これは順番に考えてみると、意外と制限が多いことがわかります。
まず、岡山駅始発のこだまは、岡山〜新倉敷間の岡山市北長瀬にある、博多総合車両所 岡山支所から、回送で岡山駅の22番線に到着します。
その際、岡山駅発の下り列車と同じ線路、下り本線に見える線路を上り方向に逆走で入線します。
上り本線を岡山駅に到着する列車と並走しているように見えるということで、話題になったことがあります。
現在は、まったく同時刻に並走するようすはみられないようですが、過去にのぼりのさくらと回送のこだまが並走することで
話題になったことがあります。

岡山駅付近の線路の配線を示します。  
 
岡山駅付近の線路の配線を示します。 


 こだまが22番線に到着してからは、下り列車は21番線しか使えなくなります。
そして、岡山止まりのひかりが21番線に到着すると、こだまが発車するか、ひかりが回送列車として出発するまで、
下り列車は設定できなくなります。

 東京〜博多間の列車の岡山駅の停車時間は1分です。
1分で、利用する人が降りて乗ることができるのだから、岡山終点の列車は、30秒で利用する人がすべて降りたら、すぐに回送できるかというと、
現実にはそうはいきません。これは長い経験と実績で決まることで、容易に変更できません。


 まず、2018/03/17ダイヤ改正時点での岡山駅付近の下り列車のダイヤを示します。  
 
2018/03/17ダイヤ改正時点での岡山駅付近の下り列車のダイヤを示します 

 次に、2019/03/06ダイヤ改正時点での岡山駅付近の下り列車のダイヤを示します。
 
2019/03/16ダイヤ改正時点での岡山駅付近の下り列車のダイヤを示します 
   どちらのダイヤを見てもそれほど列車の本数が多いわけではなく、こだまのダイヤを設定するのが困難には見えません。
しかし、すでに説明しているように、2018/03/17のダイヤでは、のぞみ163号が発車した後、こだま743号が、
22番線に入線します。のぞみ105号は21番線を使います。その後赤い線で描かれている、ひかり465号が21番線に到着します。岡山終点です。
 こだまを利用したい人が乗り換えたあと、こだま743号が出発します。
その後、のぞみ23号が22番線に到着して出発します。その後、ひかり465号が回送列車として出発します。 
   

   2019年のダイヤ改正で、東京駅10分発の東京〜博多ののぞみが、東京〜新大阪間で3分運転時間が短縮されました。
何が変わったかというと、ひかり465号の岡山到着が、13時19分で、これは変化ありません。
その後ののぞみ23号が、13時27分到着28分出発だったのが、13時23分到着24分出発になりました。
2018年は、こだま743号は13時24分岡山発でしたが、2019年のダイヤでは不可能になりました。

 ひかり465号が21番線に停まっているので、こだま743号が岡山駅で、のぞみ23号の発車を待ってから発車することはできません。
 
 こだまは空いた時間帯を探すため、大幅に前にずらすか後にずらすことになります。
今回は、後にずらしたのですが、そのためひかりからこだまへの乗り換えの待ち時間が長くなりました。
ここまでならまあしかたがないかの範囲内です。

 しかし、上り列車でも同じことがおきます。

  2018/03/17のダイヤでは、下りがのぞみ163号、こだま743号入線、のぞみ105号、ひかり465号到着、
こだま743号出発、のぞみ23号の順番です。
同じく上りは、のぞみ26号、こだま738号到着、ひかり472号出発、のぞみ130号、のぞみ168号の順番です。

 2019/03/16のダイヤでは、下りがのぞみ163号、のぞみ105号、ひかり465号到着、のぞみ23号、のぞみ165号
こだま743号出発の順番ですから、
もしこれを列車ダイヤは左右対称にすれば、
こだま738号、のぞみ166号、のぞみ26号、ひかり472号、のぞみ130号、のぞみ168号の順番になるはずですが、
これでは、こだま738号が、さくら548号と重なってしまいます。
そこで設定可能な場所を探した結果、
こだま738号は13時32分岡山到着になりました。

2018/03/17ダイヤ改正時点での岡山駅付近の上り列車のダイヤを示します。  
 
2018/03/17ダイヤ改正時点での岡山駅付近の上り列車のダイヤを示します 

 次に、2019/03/06ダイヤ改正時点での岡山駅付近の上り列車のダイヤを示します。
 
2019/03/16ダイヤ改正時点での岡山駅付近の上り列車のダイヤを示します 


 つまり、2018/03/17ダイヤなら、13時19分岡山着のこだまから、13時26分岡山発のひかりに乗り換えて
新倉敷から相生まで移動していた人は、13時32分岡山着になり、およそ1時間待って、14時26分岡山発のひかりに乗り換えることになります。
これは著しく不便です。

 すべての利用者に例外なく都合の良いダイヤは存在しないので、利用実績などをもとにダイヤを改正するのだと思いますが、
毎年のように大きく時刻が変わって利用が不便になることがあるというのは、望ましい姿とはいえません。