列車ダイヤについて -- 2-18 定期列車の時刻がそろいました。(山陽新幹線の話です)
2018年3月17日
2-18 定期列車の時刻がそろいました。(山陽新幹線の話です)
JR西日本 新幹線管理本部 福岡支社の発表によれば、2018年3月17日のダイヤ改正で、
定期ののぞみ号の新大阪〜博多間の時間が、2時間28分に統一されました。(のぞみ64号とのぞみ99号はこれより速いです。)
そして、博多発の時刻も毎時10分と33分に統一されました。(毎時50分にも追加でのぞみが設定される時間帯があります。)
定期ののぞみ号の新大阪〜博多間の時間は、以前は統一されていませんでした。
例えば2016年では、下りの新大阪発毎時42分(東京発10分)ののぞみは博多到着が毎時11分(新大阪〜博多間 2時間29分)
下りの新大阪発毎時09分(東京発30分)ののぞみは博多到着が毎時39分(新大阪〜博多間 2時間30分)でした。
そして2017年では、下りの新大阪発毎時42分(東京発10分)ののぞみは博多到着が毎時10分(新大阪〜博多間 2時間28分)
下りの新大阪発毎時05分(東京発30分)ののぞみは博多到着が毎時33分(新大阪〜博多間 2時間28分)でした。
このようにみると、2017年の山陽新幹線のATCの設備が更新された時、2時間28分が始まっているのですが、
今回さらに2時間28分に統一されということで、正常進化しているといえます。
「定期列車ののぞみの時刻がそろいました」ということは、臨時列車の時刻はそろっていない
あるいは臨時列車は定期列車より遅いといえます。
例えば、のぞみ31号 (東京発:12時10分 新大阪発:14時42分 博多着:17時10分)の
3分後に出るのぞみ173号(東京発:12時13分 新大阪発:14時48分 博多着:17時23分) は、
新大阪〜博多間 2時間35分かかります。これはのぞみ173号が
700系で運転される日があるからです。(N700系で運転される日もあります。)
700系の電車の最高速度が285km/hなのにたいし、N700系の電車の最高速度は500系のぞみと同じ300km/hです。
700系の電車が新大阪〜博多間でN700系の電車より遅いのは当然で、正常進化の途上にあるといえます。
のぞみ31号とのぞみ173号のダイヤを示します。
2018/03/17改正の新大阪〜博多間のダイヤを、表示します
ダイヤの図が小さいのでわかりずらいかもしれませんが、
一番左側の線が、のぞみ31号、その右側の線が、のぞみ173号です。
新大阪を出発する時は、6分差ですが、しだいに差が広がり、博多到着時には、13分差になります。
具体的には、姫路まではあまり差がありませんが、その後しだいに差が開いていきます。
のぞみ31号が福山に停まるので、一旦差は少なくなりますが、のぞみ173号が新山口に停まるので
また差が広がります。
2018/03/17改正の福山駅付近のダイヤを、表示します
2018/03/17改正の新山口駅付近のダイヤを、表示します
それでは2020年3月に、すべての16両編成の列車が、N700系になれば、
定期列車も臨時列車も、すべてののぞみ号の新大阪〜博多間の時間が、2時間28分に統一されるかというと、そう単純ではありません。
のぞみ31号の新大阪〜博多間の停車駅は、
新大阪、新神戸、岡山、福山、広島、小倉、博多です。
のぞみ173号の新大阪〜博多間の停車駅は、
新大阪、新神戸、岡山、広島、新山口、小倉、博多です。
一部(福山と新山口)停車駅が異なります。このような停まり方を千鳥停車といいます。
東京〜岡山間のひかりが、新横浜〜名古屋間で、静岡、浜松(一部のひかりは追加で熱海または三島)に停車し、
東京〜新大阪間のひかりが、新横浜〜名古屋間で、小田原または豊橋(一部例外もあり)に停車するのも、千鳥停車の例です。
これらのひかりのように東京駅の出発時刻が30分違えば問題ありませんが、
のぞみ31号とのぞみ173号のように3分間隔で走る列車が千鳥停車すると、遅い列車にあわせるしかなくなります。
今は、福山に近づく以前にのぞみ173号ががんばって走っても、やむを得ずのぞみ31号より遅くなるので、
のぞみ31号が福山に停車しても、のぞみ173号の走行に影響しませんが、のぞみ173号がN700系になって、
もっと速く走ることができるようになると、のぞみ31号が福山に停車するのに合わせて、速度を落とす必要があります。
せっかくN700系になって、速く走ることができるのに、停車駅の関係で速度を落とすのでは、
残念なのぞみになってしまいます。
あくまで可能性のひとつですが2020年3月のダイヤ改正では、博多行の臨時ののぞみの時刻が変わるかもしれません。
現在東京駅ののぞみの発車時刻は、
10分(定期博多行)13分(臨時博多行*)
30分(定期博多行)40分(臨時博多行*) *運転されない日、新大阪行の日、広島行の日もあります。
50分(定期広島行)になっています。
13分の臨時の博多行が23分発になるかもしれません。現在23分発は運転される日は必ず新大阪行ですが、
13分が必ず新大阪行になり、23分発が日によって博多行になるように変更されるかもしれません。