列車ダイヤについて -- 2-17 こだまはなぜすべてN700系にならないの?

                                      2018年3月17日  

 2-17 こだまはなぜすべてN700系にならないの?    
 
 2018年3月17日のダイヤ改正で、ひょっとしたら東海道新幹線のこだまがすべてN700系になるかと思っていましたが、
そうはなりませんでした。

 まず700系の16両編成の車両がどのくらいあるかですが、
JR東海の発表によれば、2019年度末(2020年3月)時点ではN700系編成が131編成になる予定で、
2018年度と2019年度に合わせて12編成新造するとなっています。
 現在700系の16両編成が12編成あるかというと、それよりはたくさんあるようです。厳密にはわかりませんが17編成ではないかと思います。

JR西日本の発表によれば、2019年度末(2020年3月)時点ではN700系編成が40編成になる予定で、
2018年度と2019年度に合わせて12編成新造するとなっています。
 現在700系の16両編成が12編成あるかというと、それよりはたくさんあるようです。厳密にはわかりませんが15編成でないかと思います。

 まず、こだま675号に注目してみたいと思います。
 
2018/03/17改正の浜松〜三河安城駅間のダイヤを、表示します 

 こだま675号は、東京発:17時26分 名古屋着:20時9分です。2017年までは、名古屋着:20時15分でした。
こういう列車こそ、N700系かというと、そうではなくて700系です。
東京駅を1時間前に出る、N700系で運転されるこだま671号は、東京発:16時26分 名古屋着:19時15分です。2017年までと変わっていません。 

 ではこだま675号がなぜ速くなったかというと、のぞみ57号が速くなったからです。
2018年のダイヤ改正で東京〜新大阪間3分速くなった列車のひとつです。

 こだま675号の浜松到着が1分早くなり、のぞみ57号のみが追い越します。
こだま671号は、のぞみ53号と、のぞみ193号の2本が追い越します。のぞみ57号の3分後に東京駅を出る
のぞみ403号(のぞみ197号)は700系で運転する日があるため、のぞみ57号にあわせて速くすることはできません。
そこで豊橋でこだま675号を追い越します。このように追い越しが1本づつ遅くなり、
のぞみ55号は三河安城で、こだま671号を追い越すのに対し、
のぞみ123号は名古屋まで、こだま675号を追い越しません。

 このダイヤを眺めていると、のぞみ53号などの列車が速くなると、現在の追い越しパターンのままで、
こだま671号が6分は速くならなくても、3分は速くなるかもしれないという気がします。
2020年3月のダイヤ改正で、東京発名古屋行のこだまの名古屋到着が3分速くなり、
東京発新大阪行のこだまの新大阪到着は逆に3分遅くなるかもしれません。
それほど根拠があることではありませんが、将来のダイヤを予測するほうが、ダイヤ改正を眺めるのが楽しくなるので、
予測しています。

 東海道新幹線の列車を速くしようとする時、熱海駅に退避設備が無いので、
こだまを速くして、小田原から三島まで速く走るようにすることが重要だと聞いたことがあります。
しかし、山陽新幹線のように、すべての駅で退避できる場合は、最高速度で走ることの少ないこだまは、
のぞみなどの列車の最高速度が300km/hだとしても、285km/hのままで良いのかもしれません。
通勤電車で、快速電車の最高速度は120km/hなのに各駅停車の最高速度は110km/hというのは、よくあるパターンで、
くわしくはわかりませんが、それで良いのかもしれません。
16両編成の列車がすべてN700系になった後も、山陽新幹線のこだまで、500系や700系の列車が走っているのを
眺められるとしたら、眺めるだけの者としてはそれなりに楽しいことです。  

 そして東海道新幹線の700系のこだまで特に注目しているのが、
JR西日本の700系のこだまです。(具体的にどのこだまかは知りません。)
東海道新幹線のこだまばかりで走っていると、JR西日本の車庫にもどる機会がありません。
 新幹線の電車の仕業検査は概ね2日に一回の周期で行われます。仕業検査をJR東海に業務委託するとか、新大阪行のこだまを
岡山まで回送するなども可能性としては考えられますが、一般的に考えると、営業列車として走っているうちのどこかで、
岡山か博多に着いたところで、車庫まで回送して、検査するのではないかと思われます。

 2016年までよくあったパターンですが、
岡山発ひかり東京行の東京到着が、40分で
56分発の新大阪行のこだまになり、
新大阪で折り返して、上りのこだまの東京到着が47分で、
03分発の岡山行のひかりになり岡山に戻ります。

 個人的な予想として、このパターンのままで、ひかりとこだまがしだいにN700系に移行するのかと思っていました。
 2017年のダイヤ改正で、東京〜岡山間のすべてのひかりがN700系になったのは意外でした。
それなら、2018年のダイヤ改正でひょっとしたら東海道新幹線のこだまがすべてN700系になり、
東海道新幹線の定期列車はすべてN700系で運転するダイヤになるかと思っていたのですが、今回も予想がはずれました。

 それなら、どうやって岡山か博多に戻るのでしょうか。
こだまから、臨時の博多行ののぞみになる、あるいはその逆という可能性があります。しかし、東京駅の入線時刻から
推測する限りではこのパターンはありません。

 もちろん一旦大井基地に回送してから、臨時の博多行ののぞみになる、あるいはその逆という可能性があります。

 しかし、いずれにしてもこだまは毎日運転するのにたいし、臨時ののぞみは運転する日としない日があります。

 ここまで、東海道新幹線の700系のこだまのなかに、JR西日本の700系で運転するものがあるという前提で話を進めてきましたが、
ひょっとすると、東海道新幹線の700系のこだまはすべてJR東海の車両で、JR西日本の700系は臨時ののぞみに使われているという
可能性もあります。

 TrainScheduleのプログラムでも、JR東海の車両で運転されるか、JR西日本の車両で運転されるかを示しています。
しかし、この情報は必ずしも正確ではあしません。
実際観察して、どの編成だったかをもとに、その列車がどのように折り返すかの情報を元に示しています。
そして、昨年どの編成だったかを元に今年も基本的に継続されるという仮定で示しています。

 2018年と2019年、700系の車両に注目して、どの編成がどの列車に使われていたかを観察してみようと思います。
 
 2020年のダイヤ改正では、すべてがN700系になって、
上記の2016年までのパターンが復活すると思われます。