列車ダイヤについて -- 2-15 下りののぞみが3分速くなった! (東海道新幹線の話です)
2018年3月17日
2-15 下りののぞみが3分速くなった! (東海道新幹線の話です)
2018年3月17日のダイヤ改正では、東海道新幹線の下りののぞみの何本かが、3分早くなりました。
2017年12月15日のJR東海の発表によれば、
東京〜新大阪間ののぞみの時刻が3分速くなった列車が、12本あります。(博多行 3本、広島行 2本、新大阪行 7本です。)
ここではそれらのなかから、博多行のぞみ15号(東京発 8時10分) と 新大阪行のぞみ209号(東京発 8時20分)に注目して、
他ののぞみと何が違うのかを分析してみます。
通過する駅の正確な通過時刻はわかりませんから、ここではどの駅でこだまを追い越すかに注目して分析します。
のぞみ15号、のぞみ209号 と比較するのは、ちょうど1時間後に東京駅を出発する、
のぞみ19号、のぞみ217号です。
のぞみ15号とそれに続く臨時ののぞみ157号((東京発 8時13分)が三島でこだま637号を追い越し、
のぞみ209号とそれに続く臨時ののぞみ307号(東京発 8時23分)が新富士でこだま637号を追い越します。
この部分は違いはありません。
のぞみ19号とそれに続く臨時ののぞみ161号((東京発 9時13分)が三島でこだま641号を追い越し、
のぞみ217号とそれに続く臨時ののぞみ313号(東京発 9時23分)が新富士でこだま641号を追い越します。
違いが出始めるのは、のぞみ15号が浜松で、こだま635号を追い越すところからです。
のぞみ15号は浜松でこだま635号を追い越し、
のぞみ157号とのぞみ209号が次の豊橋でこだま635号を追い越し、のぞみ307号は
さらにその次の三河安城で、こだま635号を追い越します。
それに対して、
のぞみ19号とそれに続く臨時ののぞみ161号((東京発 9時13分)が浜松でこだま639号を追い越し、
のぞみ217号とそれに続く臨時ののぞみ313号(東京発 9時23分)が豊橋でこだま639号を追い越します。
これらの様子を列車ダイヤで示します。
2018/03/17改正の浜松駅付近のダイヤを、表示します
さらに、のぞみ15号は岐阜羽島でこだま633号を追い越し、
のぞみ157号とのぞみ209号が次の米原でこだま633号を追い越します。
それに対して、
のぞみ19号は岐阜羽島でこだま637号を追い越し、のぞみ161号((東京発 9時13分)は米原でこだま637号を追い越します。
のぞみ217号とのぞみ313号はこだま637号を追い越しません。
なおこのため、こだま633号は他のこだま637号などと比べて東京〜新大阪間で3分余分に時間がかかります。
2018/03/17改正の米原駅付近のダイヤを、表示します
夕方にものぞみ57号のように2時間27分で運転される博多行ののぞみがありますが、この時間帯は新大阪行のこだまが
運転されていないので、こだま633号のように他のこだまより遅くなるということはありません。
毎時10分発の博多行ののぞみは、2015年3月のダイヤ改正で東海道新幹線の区間で最高速度285km/hでの運転になり、
他ののぞみより速いのですが、そのうちの3本については今回のダイヤ改正でさらに3分速くなりました。
すべて速くならなかったのは、こだま633号のように遅くなるこだまを増やさないためかもしれません。
しかし、こだま633号が遅くなった直接の原因は、のぞみ209号が速くなったからであり、他のすべての
毎時10分発ののぞみを速くすることも可能だったように思えます。
また、「列車ダイヤは左右対称」というタイトルでこのコラムを書いているので、
なぜ上り列車が速くならなかったのかがどうしても気になってしかたなかったのですが、
いくら考えてもわかりませんでした。
2020年3月の時点では、東海道新幹線を走る列車はすべてN700系になると言われています。
東京〜新大阪間は基本2時間27分での運転になるのかもしれません。