列車ダイヤについて -- 2-14 名古屋発のこだまの東京到着が、1分早くなった?
2017年3月4日
名古屋発のこだまの東京到着が、1分早くなった?
2017年3月4日のダイヤ改正では、名古屋発のこだまの東京到着が、1分早くなりました。
東京駅で観察してみると、昼間の時間帯で、
これまでは、17分00秒に到着していたのが、2017年3月4日のダイヤ改正以降は、16分45秒到着になって、
15秒早くなったようです。
東海道新幹線の東京駅の時刻は、意外と変わりません。
例えば、岡山行きのひかりがすべてN700系になって、東京~新大阪間で3分速くなったとすると、
下り列車が東京駅を発車する時刻は変わらず、新大阪の到着が3分速くなります。
一方上り列車は、新大阪を発車する時刻が3分遅くなって、東京駅には以前と同じ時刻に到着するので、
新大阪~東京間が3分速くなります。
変化がないと仕事をしているように見えないので、今回15秒早くして、いつか15秒遅くしてもとに
戻せば、2回仕事をしているようにみえると、暇な私は考えてしまいますが、今回のダイヤ改正は
そういうことではないようです。
東京駅で観察してみると、10分から23分までに、到着・出発する列車はすべて、時刻が
15秒早くなっているようです。しかし、例えば10分30秒に発車していた列車が、10分15秒に発車することになっても、
発車時刻が10分であることに変わりありません。名古屋発のこだまが、たまたま
17分00秒に到着していたのが、16分45秒到着になったために1分早くなりました。
これらの列車のダイヤを示します。
2017/03/04改正の東京駅付近のダイヤを、表示します
ここに示す列車のうち、16時23分15秒に発車するのぞみ389号(9389A)の東京駅の発車時刻を、
16時23分30秒から16時23分15秒に15秒早くするために、10分から23分までに、到着・出発する列車はすべて、時刻が
15秒早くなったのかもしれません。
東京駅は、頭端式ホームのため、ホームの手前で上り列車と下り列車が平面交差することがあります。
また、どこかのホームに列車到着するのと、他のホームから列車が出発するのは同時刻です。そのため、列車の間隔は
3分15秒です。新横浜駅や京都駅などのように、下り列車が使用するホームには下り列車ばかり来る駅では、
列車の間隔が、3分0秒や、2分45秒になることがありますが、東京駅では深夜・早朝をのぞいて
列車の間隔は3分15秒です。 そのため、一本の列車の時刻を変更すると、他の多くの列車の時刻も変更になります。
それでは、なぜのぞみ389号(9389A)の発車時刻を、15秒早くする必要があったのでしょうか?
のぞみ239号とのぞみ389号が浜松駅で、ひかり479号を追い越します。
そして、ひかり479号はN700系になって、東京~新大阪間で3分速くなり、浜松の時刻も早くなりました。
のぞみ239号はN700系ですが、のぞみ389号は700系で運転する日があります。のぞみなので、意外に思われるかもしれませんが、
臨時列車なので、700系で運転する日があります。浜松駅に早く着くためにはどうしても東京駅を15秒早く出発する必要があるのかもしれません。
新横浜駅の時刻を見ると、のぞみ47号のように、東京駅を15秒早く出発しても新横浜の時刻はダイヤ改正以前と同じになっている列車もありますが、
のぞみ389号は、新横浜の時刻がダイヤ改正以前と比べて30秒早くなっています。さらに、品川駅と新横浜駅でダイヤ改正以前は副本線を使っていたのが
本線を使うようになりました。のぞみ239号やこだま671号のような毎日走っている定期列車が本線を使うほうがなんとなく自然な気がしますが、
本線を使うことでどれほど速くなるのかわわかりませんが、ダイヤ改正後はのぞみ389号が本線を使うようになりました。
ひかり479号の速度が速くなったので、追い越すのぞみ389号の発車時刻が早くなるのは不思議なことではありませんが、
その場合、上りのひかり470号の浜松の時刻が遅くなって、速度が速くなって東京駅には以前と同じ時刻に到着するので、
ひかり470号を浜松で追い越すのぞみ360号とのぞみ230号の東京到着時刻も遅くなるのが自然です。
しかし、実際はのぞみ360号の東京到着時刻が、のぞみ239号の東京発の時刻と同じ、のぞみ230号の東京到着時刻が、のぞみ389号の東京発の時刻と同じ
でないといけないので、東京到着時刻が15秒早くなっています。
これは不自然です。将来2~3年のうちに、東海道新幹線の列車がすべてN700系になるので、(仕事をしているように見せかけるためということではありませんが)
ダイヤ改正以前の時刻に戻ってまた左右対称な形になるかもしれません。
またダイヤグラムの表示を見ただけではあまりよくわかりませんが、東京から品川までの時間と品川から東京までの時間が、
以前はまったく同じ列車が多かったのが、上りの品川から東京までの時間のほうが15秒短い列車のほうが多くなっています。
上り列車と下り列車は駅と駅の間を同じ時間で走ることが多いのですが、間に勾配があって登るのに時間がかかるとか逆に
制動距離が伸びないように下るときに速度制限があるなどして、上り列車と下り列車では時間が異なることがあります。
東京駅や品川駅では下り列車は乗る人ばかり、上り列車は降りる人ばかりです。
発車時刻ギリギリで乗り込もうとする人などがいて、列車に遅れがでる確率が違うのかもしれません。
これも上り列車と下り列車の条件が異なる場合といえるかもしれません。
東京~品川間で微妙に列車の時間が異なるのは、列車がN700系になっても元に戻ることはなく継続されるかもしれません。
最後に2017年3月4日のダイヤ改正で変更になり、元に戻るかどうか注目している列車が、
こだま812号(9812A)です。
三島発で東京駅に10時に到着する臨時列車で、折り返しのぞみ321号になります。
2017年3月4日のダイヤ改正で無くなりました。
ほぼ同じ時刻で回送列車が走っており、折り返しのぞみ321号になります。
3月から6月の間では運転される日がないだけで、夏休みの期間などは復活するのかもしれません。
あるいは、列車の増発ばかりが話題になる東海道新幹線ですが、ミクロにみると、利用者数が減少している部分があって、
復活することはないのかもしれません。