列車ダイヤについて -- 2-12 列車ダイヤは左右非対称? 姫路駅です
2017年3月4日
列車ダイヤは左右非対称? 姫路駅です
2017年3月4日のダイヤ改正では、山陽新幹線のさくらの時刻も変更になりました。
2016年までのダイヤでは、さくらはダイヤグラムに描いた時、おおむね左右対称になっていたのですが、
2017年のダイヤでは左右対称になっていません。
ここでは、姫路駅からさくらを利用する場合に注目してさくらのダイヤがどのように変更になったかを考察します。
2016/03/26改正の新大阪間~姫路間のダイヤを、表示します
2017/03/04改正の新大阪間~姫路間のダイヤを、表示します
2016年のダイヤは16時頃、2017年のダイヤは14時頃のダイヤです。
両方の時刻をそろえたほうが良いのですが、みずほが走っていなくて上り・下り2本づつのさくらが走っているところのほうが
変化がはっきりわかるのでこのようにしました。
まず2016年のダイヤを見てみます。ほぼ左右対称になっています。姫路駅に注目すると、
上りはさくら552号が14:54分に停車し、下りはさくら567号が16:50分に停車します。
東海道・山陽新幹線のダイヤは52分で折り返すと左右対称になるという観点からは好ましいのですが、
姫路駅に停まる列車で、各駅停車のこだまとひかりをのぞくと、
上りはのぞみ132号が14:49、さくら552号が14:54で下りは、さくら567号が16:50、のぞみ113号が16:55となり、
5分間隔で列車がきた後は、55分待たなければ次の列車がこないことになり、あまり便利の良いダイヤではありません。
続いて2017年のダイヤを見てみます。まず下りから見てみます。
新大阪発が59分から52分に7分早くなっています。そして、さくら589号が14:21分に姫路に停まります。
2016年のダイヤでは、新大阪発が59分のさくらは姫路通過で、20分のさくらが姫路に停まっていたのですが、
変更になり、52分発のさくらが姫路停車になりました。
もう一本の下りのさくらは、20分発から9分発に変更になり、姫路は通過になりました。
その結果姫路に停まる列車はさくら589号が14:21、のぞみ109号が14:54になり、ほぼ30分間隔になりました。
しいて2017年のダイヤで懸念をあげるとすれば、2016年のダイヤでは岡山より先で、2本のさくらの間隔がおよそ25分だったのが、
2017年のダイヤではおよそ15分になりました。しかし姫路駅から広島・九州方面の列車を利用する際は便利になりました。
便利になれば別にダイヤが左右対称でも非対称でもかまわないかもしれませんが、
左右非対称になっているため、九州・広島方面から来て姫路で降りる場合はあいかわらず2本の列車が5分間隔で停まるダイヤになっています。
上りはのぞみ128号が12:49、さくら546号が12:54に姫路に停まります。
そこで、2017年のダイヤでなぜ上りのさくら548号を姫路停車にして13:20頃姫路に停まるダイヤにしなかったのかについて考察します。
さくら548号は新大阪着が13:48で、13:52発のさくら589号とは列車の順番は替わっていませんが4分程左右非対称です。
これはさくら548号が姫路に停まらないからで、もし姫路に停まって4分遅く新大阪に到着すれば、
13:52発で姫路に停まるさくら589号のダイヤと左右対称になります。
さくら548号が姫路に停まっても問題はないように見えます。
さくら548号は、新大阪駅で20番線に到着します。ですから到着する4分余り前から下り電車が出発することができません。
ですから、13:52発のさくら589号のダイヤをまったく変えずに、さくら548号の到着をさくら589号の出発とまったく同時の52分にするのは
不可能かもしれません。じつはさくら548号の1時間後に到着する、新大阪14:48着のさくら552号は姫路に停車して、その前の
新大阪14:24着のさくら550号が姫路通過です。
しかし、さくら550号とさくら552号は例外で基本的に、新大阪駅24分着のさくらが姫路に停まります。
どちらかというと、さくら548号が姫路に停まると問題があるというよりは、
上りのさくら546号が姫路を通過することに問題があるように思います。
もちろん、さくら550号は姫路通過ですから、絶対に停まらなければならないということではないと思います。
新大阪駅24分着のさくらが姫路を通過しても、新大阪駅を9分に発車して、姫路を通過する列車とは左右対称になりません。
次に説明するように列車の順番が異なります。
のぞみ128号と4分間隔で走っていて、のぞみ128号が、姫路停車なので、
後ろを走っているさくら546号も姫路に停まらないと、列車がつかえてしまいます。さくら546号のように新大阪に24分に到着する
列車のダイヤは2016年と変わっていません。
下りと左右対称のダイヤにするとすると、さくら546号はのぞみ164号の後を走ることになり、姫路を通過して西明石でひかり470号を追い越し、
新大阪に13:35頃到着するようになります。
特に問題はないようですが、13:35頃新大阪に到着して、13:52発のさくら589号として折り返すため、その間ホームに停まっていて車内の清掃が
できることが必要になります。
本当の理由はわからないのですが、新大阪駅のホームに余裕がないとこが、さくらのダイヤが左右非対称になっている原因かもしれません。
2-11のコラムでもふれましたが、東京駅はホームが6面で、1時間に14本の列車が折り返してもまだ余裕があるようです。
新大阪駅はホームが8面あり、引き上げ線が4本あります。
東京方面からの列車が7本折り返し、6本の列車が停車して走り抜けていき、岡山方面からの列車あ3本折り返しても
単純に1本の列車が20分ホームを使うとする、8面のホームだけでも十分ということになります。
もちろんそのような単純な計算ではないのでしょうが、新大阪で折り返すひかりのように折り返すまでに50分近くかかる列車があります。
臨時ののぞみを運転する日には折り返しのパターンを変えて、清掃が終わるとすぐに発車するようにすれば、
折り返しのために鳥飼車両基地に回送する回数をもっと減らせるような気がします。